中村 幸代 薬膳フードデザイナー・セラピスト 主宰（Sola（ソラ）)のインタビュー

最初は自分のため、家族のために勉強をスタート

3人の子供がいるのですが、最初の出産の際に産前産後の体調に悩まされていました。また子ども達にもアレルギーがあったりと、まず今の生活の中でできるケアがないかと東洋医学の本を読みだしたのがスタートでした。もともとリフレクソロジーなどにも興味があり、3人目が幼稚園に通うようになり自分の時間がつくれるようになったことをきっかけに、セラピストとしての勉強を始めました。まずはハンドケアとアロマからスタートし、推拿整体のスクールに通い、卒業後推拿整体のサロンでのケアを実施。さらにはリフレクソロジーも学ぶなど、ボディケアのレパートリーを増やしていきました。また自分が産前産後に体調の悪さに悩んでいたからこそ、マタニティ整体などマタニティケアの勉強も行いました。そうした経験を経て〜Sola〜（ソラ）をオープンしました。

サロンでの経験から、薬膳の資格を取得

ボディケアによって、長く悩まされていた体調不良から開放されていくお客様を沢山みてきました。ただ、合わせて食事のケアをされているお客様のほうがその回復は圧倒的に早く、施術のみならず、食事による内面のケアの重要性を実感したのです。もともと食べることが好きだったこともあり、薬膳の勉強をスタート。2017年には薬膳フードデザイナーの資格を取得し、内面からのケアのお手伝いもできるようになりました。さらに納得がいくまで探し求めた、品質はもちろん味も自信をもっておすすめできるなつめの販売や薬膳茶の販売、薬膳ワークショップを実施するなど、多くの方に取り入れてもらいやすいように工夫しています。

いいものだからこそ、無理強いしたくない

自分自身がそうされることが苦手ということもありますが、私自身がいいと思っているケアや薬膳についても、お客様に無理強いして進めるようなことはしません。「これは絶対いいから、毎日やってください」なんて言われると構えてしまいますよね。実は薬膳を勉強する前には、体のためと思い自宅で食事療法に取り組んでいたことがあるのですが、徹底しようとするととても大変で、恥ずかしながら長続きはしませんでした。だからこそ、薬膳フードデザイナー資格取得後は、特に薬膳に興味を持っていない方でも、気軽に日常生活の中に薬膳を取り入れてもらえるためにはどうしたらいいか悩みました。そうする中で、お茶であればいつも飲み物と置き換えることで、気軽にとりいれてもらえるのではないかと思い、薬膳茶を手掛けることに。体調に合わせてブレンドすることもでき、手軽に取り入れられると好評です。いいものだからこそ、お客様に自然に受け入れていただき、長く続けていただけることを願っています。

産院でのケアだけでなく、産後ケアの出張も

現在は鶴見区の産院で、妊婦さんに向けてリフレクソロジーを行っています。自分が産前の不調な時期があったからこそ、少しでも楽になって欲しいという想いを込めて施術します。そういった産院での出会いから、産後に出張でのケアを依頼されたことがあり、ご自宅を訪問する産後ケアもお受けするようになりました。出産を終え、昼夜問わず赤ちゃんのお世話をするお母さまだからこそ、体のケアが必要です。でも乳幼児さんを連れて外出するのは、荷物も多くなりますし、本当に大変です。だからこそ産後の出張ケアを行っていることを、多くの方に知っていただき、活用いただきたいと思っています。

変わりゆく自分の体と向き合うきっかけに

先ほどお話した産前産後だけでなく、女性は生理痛や更年期など自分の体と向き合わなくてはならないことが多くあります。そういった時に市販薬などで痛みをとらざるを得ないこともあるとは思いますが、根本的な体質改善をしていくことで体が少しずつ変化し、そういった不調が起こりにくい体に変えていくことができると思うのです。まずは外から施術で不調を和らげ、今後不調が起こりにくい体作りのために中から食事で変えていく。そういった気づきのきっかけと、そのお手伝いができればと思っています。年齢を重ねる度にますます元気に、そしてもっともっと綺麗になる！私自身もこれを目標にしていますし、お客様もそうなっていただくお手伝いをしたいという想いで、〜Sola〜を主宰しています。是非、不調のケアや体質改善をしたいと思っている方がいましたら、気軽にご相談ください。お待ちしています。

※上記記事は2023年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。