雲野 裕子 セラピスト（ボディケアサロン ROKKA（ロッカ）)のインタビュー

トレガーアプローチの考え方に共感しサロンをオープン

もともと凝り性で、「これはいい！」と思うものがあればのめり込んでしまう性格です。セラピストになったきっかけは、漫画家アシスタントとして働いていた頃にエステサロンでエンダモロジーの施術を受けた際、ガチガチだった自分の体がめちゃくちゃほぐれたことに感動し、ハマりすぎて機械を購入、自宅の一室をサロンにしたことが始まりでした。そうして、週末サロンを続ける中で「体のことをもっと深く学びたい」と思い始めた時期に出会ったワークが、トレガーアプローチでした。ミルトン・トレガー博士によって見出されたこの整体法は、やわらかい手の感覚を育むトレーニングから始まりました。自分にやさしく触れること、人にやさしく触れること、やわらかい手の持つ治癒のちから。誰にでも備わっているけど、つい見過ごされがちな手あての感覚と、それを活かす技術に魅了され、４年間夢中で学びラクティショナー資格を取得、トレガーアプローチをメインとする形でサロンをリニューアルオープンしました。

ロッキングテクニックで心も体も心地よく

トレガーアプローチの手技のひとつであるロッキングという揺らしのテクニックは、体に心地よい波を送ることで筋肉の緊張をゆるめる作用があります。合わせて心がゆるんでくる感覚も味わっていただけると思います。強い刺激を与える手技はなく、心地よい感覚のみへアプローチしていくのがトレガーの特徴のひとつです。ロッキングを通してお客様自身では気づきにくい体のクセや筋肉の緊張を一緒に見つけていき、その余分な緊張をゆるめ楽な状態へ導くお手伝いをするのが私の役割となります。

特別な何かをするのではなく、日常の動作で整えていく意識作りのお手伝い

肩こりや腰痛などは、日常における動作の中で知らないうちに体に無理をさせていたことが原因で起こることがほとんどです。だからこそ、日常の動作を見直すことも重要なポイント。肩こりや腰痛改善のための体操など世の中に沢山ありますが、そのための時間を作ることは面倒ではないですか？私の場合、運動が苦手だからというのがあるからかもしれませんが（笑）、日常動作を見直すことがセルフケアにつながれば一石二鳥だと思うのです。いつもやっている動きを少し意識して変えてみることで、体が整っていったら嬉しいですよね。なので、施術では普段の日常の動きに新しい変化をつけるコツなどもお話しし、自分で自分を整える感覚を養うお手伝いもしていきます。

楽しい経験を重ねることで、しなやかな心と体に

ミルトン・トレガー博士が残したメッセージのひとつに「経験した事はすべて自分の中に残ります。ならば楽しい経験でどんどん上書きしていこう」というものあります。人間は楽しかったことを思い出すと、ふっと体がゆるみ、自然と笑顔がこぼれてリラックスする生き物です。自分にとって楽しい経験を重ねる事こそ１番の整体法であるということを、トレガー博士は身体の感覚にアプローチすることで多くの人々へ伝えた方でした。ROKKAも、ご来店下さったお客様の心と体に安らぎの記憶として残り、思い出す度にリラックスしていただけるような、そんな施術を心がけています。

自分の体と向き合う時間をサポート

心身共に健やかに生きるコツは、体の感覚に意識を向ける時間を増やすことだと思っています。忙しい毎日に追われ自分の事をつい後回しにしがちな方や、年齢を重ねる中で体のケアの必要性を感じている方、なんだかもう、ただ疲れている…という方に、トレガーアプローチの不思議な感覚を味わっていただきたいと思っています。是非一度、自分の身体と向き合う時間を作りにROKKAにいらっしゃいませんか。あなたにお会いできる日を心よりお待ちしております。

※上記記事は2023年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。