坊 英樹 院長&裕美 副院長(坊クリニック)のインタビュー

坊クリニック 坊 英樹 院長&裕美 副院長

坊クリニック 坊 英樹 院長&裕美 副院長 HIDEKI BOU&YUMI

【院長】
1994年日本医科大学卒業。2016年まで日本医科大学武蔵小杉病院消化器病センター勤務。2017年、坊クリニックを開院。(横浜市営地下鉄 センター北駅 下車すぐ)。

大学病院での経験豊富な2名の医師

【院長】私は周囲から勧められた訳ではないのですが、気が付いたら自然に医学の道を目指していました。身近に医師がいなかったため、逆に医療の道に興味を覚えたんだと思いますね。1994年日本医科大学を卒業後は2016年まで日本医科大学武蔵小杉病院消化器病センターに勤務。2017年、坊クリニックを開院致しました。(横浜市営地下鉄 センター北駅 下車すぐ)。専門として消化器を選んだのは、インターン時代目にした消化器外科に興味を持ったからです。診療から内視鏡検査全般、手術まで幅広い分野に関わりました。

【副院長】
私は父が医師だったことが大きいですね。村で唯一の医師だったのですが、診療所で働いている姿を見ていて、「お医者さんって、いいな。」と感じたのがきっかけです。日本医科大学卒業。2011年まで日本医科大学武蔵小杉病院女性診療科産科(産婦人科)で勤務。その後2016年まで東邦大学医療センター大森病院で心療内科で経験を積みました。もともと子どもが好きで小児科志望でしたが、学生時代の研修がきっかけで産婦人科を選びました。出産に立ち会う機会をいただき、命の誕生に関わる体験にとても感動しました。患者さんに「おめでとうございます。」と言える仕事に大変魅力を感じました。勤務先として武蔵小杉病院を選んだのも、日本医大の中でお産の数が多い病院という理由からです。その後、妊産婦さんとメンタルヘルスの重要性を痛感し、東邦大学で心療内科を学びました。2017年から、坊クリニックの副院長を務め、患者さんの体と心のケアを目座しています。

内科診療から傷の処置、婦人科と診療科と幅広い診療内容

【院長】開院場所に都筑区を選んだのは、私の生活圏でなじみがある場所だったこともありますが、以前から存じ上げている患者さんの治療圏が近いことも大きな理由です。
地域には幅広い年代の方がお住まいですが、いらっしゃる方は働き盛りの方が多いですね。当院の診療科目は消化器や内視鏡などの内科から外科、婦人科、心療内科まで幅広く診療し、健康診断や予防接種も行っています。手術の経験も多いですから、ちょっとした傷への治療が行えるのも特徴の一つです。
内科や消化器分野では、日頃の体調不良や健康診断でみえる方多いですね。特に多いのが腹痛で、そうした方に内視鏡など各種検査で診断していくのが当院の治療スタンスです。また、女性医師がおりますので、婦人科特有の症状にも対応しています。

【副院長】
私が診療を行う婦人科では、月経異常、不正出血、下腹部痛、おりものの異常などの診療を行っています。当クリニックがあるセンター北駅周辺には、産婦人科を診る女性医師がいないためか、若い方も多くいらっしゃいますね。また、最近は生理前に体調が悪くなる月経前症候群の方が幅広い年代で増えています。
もう一つの専門である心療内科ではストレスが原因で起こる体調不良「心身症」を主に診察しています。区役所の保健師さんのご紹介で産後うつなどで悩まれる方をご紹介いただくほか、男性の方の診療も行っています。
クリニック全般ではホームページを見て、通りがかりでといった理由で受診される方が多いですね。
ショッピングモールの中にあり、周囲には他の医療機関がもありますので、小児科や整形外科へ通院される方やお買い物に来た方が当院にも来てくれることがありますね。

これまでの専門性を活かした診療に力を入れる

【院長】当院では手術を行っていませんが、各種の検査を行うことで病気の早期発見と予防に貢献して行きたいと考えています。レントゲンや超音波、血液監査はもちろんですが、特に内視鏡治療に力を入れて行きたいと考えています。例えば、ピロリ菌検査では息を吹きかけるだけの呼気テストを導入しており、呼気検査の結果を見てそのまま胃カメラでより詳しい検査を行うことができます。内視鏡検査は胃カメラと呼ばれる上部内視鏡検査、大腸カメラと呼ばれる下部内視鏡検査どちらも可能です。緊張する方には麻酔を使用して、寝ながら検査を行うことも可能です。

【副院長】
婦人科の診察を受けに来た患者さんでも、胃の調子が悪いけれど胃カメラ検査を受けようか迷われている方を見かけます。以前受けた検査で、痛い思いや苦しい思いをしてトラウマを抱えているんです。当院の内視鏡検査は痛みがほとんどないのが特徴です。実際に検査を受けていただいた方からは楽だった、早かった、トラウマが無くなりましたという声をいただいています。中には検査終了後に「先生、検査はこれから始めるんですよね。」と言われることもあるんですよ。(笑)
私が担当してる婦人科領域では心のトラブルで悩む方が多く、私が産婦人科にいた10年ほどの間でも産後うつで苦しむ方や、精神疾患を持ち出産をされる方が非常に増えていると感じました。体にも配慮した心のお薬の処方など婦人科と心療内科、両面から患者さんのケアをして行きたいですね。

診療の際に心がけていること、大切にしていること

【院長】 患者さんを診察するときは、何よりもまず先入観を持たないことを大切にしています。これはあの病気だろう、……などと最初から決めつけず、病気や症状に自然に向き合い診療をすることを心がけていますね。そのためにも患者さんが訴えてきた症状、主訴に対してしっかりと向き合うことが最も大切にしています。

【副院長】
私は患者さんの訴えに対して、さまざまな方向にアンテナを張り、不調の原因を探るようにしています。特に心療内科の患者さんには時間をかけてお聞きすることが多いんですが、「はい」と「いいえ」で応えられる質問ではなく、患者さんが自由に答えられるよう導くことを大切にしていますね。
また、患者さんの中には、困っていることがあってもすぐには言葉にできない方も少なくありません。特に心療内科を受診される方はそうした方が多いですね。ですから患者さんの様子を見て、必要に応じて言葉がでてくるのをじっと待つこともあります。また、診療の最後には、言い忘れたことはないか必ずお声かけをするようにしています。時には一番最後に大事なことがお聞きできることもあるんです。

これから受診される患者さんへ

【院長】胃やお腹の痛みは原因もさまざまで、検査や診察をしなければ正確な原因は分からないことも多いものです。今まで受けた検査で痛い・苦しいという思いをされ、通院をためらう方もいると思います、しかし現在は検査方法も進歩しており、検査の受けやすさを感じる方も多くいらっしゃいます。まずはしっかりとお話をうかがいますし、検査は納得していただいてから進めますので安心していただきたいですね。当院はセンター北駅モザイクモール5階にあります。健康診断の結果やお身体のことで気になることがあれば気軽にご相談ください。


【副院長】
婦人科疾患はデリケートな部分も多いため、我慢したり、様子をみたりする方も多いですね。また、痛みやかゆみがあっても、こんなことで相談してもいいのだろうか……と考える方もいらっしゃいます。
当院の婦人科は女性医師が診察を行います。お話をお聞きする中で、さまざまなアドバイスもできると思います。どんな些細なことでもかまいません、まずはお困りになっていることをご相談ください。横浜市からは2年に一度、子宮がん検診のご案内が行きますが、そうしたこともきっかけに、普段から気になっていることをご相談いただいてもいいと思います。

※上記記事は2019.3に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

坊クリニック 坊 英樹 院長&裕美 副院長

坊クリニック坊 英樹 院長&裕美 副院長 HIDEKI BOU&YUMI

坊クリニック 坊 英樹 院長&裕美 副院長 HIDEKI BOU&YUMI

  • 座右の銘・好きな言葉: 【院長】とらわれず柔軟に考える 【副院長】診療終わりの声かけを大切に
  • 好きな音楽・好きなアーティスト: 【院長】オールジャンル聞きます 【副院長】スピッツ
  • 好きな場所: 【院長・副院長】自宅
  • 出身地: 【院長】神奈川県 【副院長】岐阜県
  • 趣味: 【院長】少年野球の指導・手伝い 【副院長】野球観戦
  • 好きな本・作家: 【院長】サスペンス物(堂場瞬一など) 【副院長】大家さんと僕(矢部太郎)
  • 好きな映画: 【院長】マーベル系作品(アベンジャーズなど)、ユニバーサル系 【副院長】マーベル系作品(アベンジャーズなど)、ユニバーサル系

INFORMATION