大作 嘉富 院長(グランドール歯科)のインタビュー

グランドール歯科 大作 嘉富 院長

グランドール歯科 大作 嘉富 院長 YOSHITOMI OHSAKU

日本歯科大学を卒業後、勤務医として幅広い症例を経験し、スキルを磨く。1991年、「都筑ふれあいの丘駅」そばに開業。

この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。

渡辺淳一をよく読んでいましたから、そこで医療というものに興味が芽生えたというところかと思います。今でこそ違うものになっていますが(笑)、初期の彼の作品は病院を題材にしたものが多かったですから。そこから今の道に進んだのは、やはり小さい頃からちょこちょこと歯医者さんに通っていて馴染みがあったのが1つ。それに加えて、何かしらモノを作ることが好きで、手先が器用なほうであったこと、さらには、1対1で話せる職業ということがありました。大勢の前で話すのは今でも苦手なのですが(笑)、お互いを見つつ1対1で話すことは好きなものですから、その辺りが魅力だったのでしょうね。日本歯科大学を卒業後、勤務医を経て1991年に『グランドール歯科』をこの地(横浜市営地下鉄グリーンライン・都筑ふれあいの丘駅から徒歩10分)に開院致しました。両親に連れられて私がこちらへ引っ越してきたのは、もう45年も前のこと。当時は本当に何もなくてですね、時々猟銃を持ったどこかのおじさんが犬を連れて歩いてるのが、見れたりしましたよ(笑)。

患者さんはどのような方が多いですか?また、『グランドール歯科』の診療方針を教えてください。

午前中には、結構長い時間、入れ歯だけをいじっていることもありますね。おじいちゃん、おばあちゃんが来てくれると嬉しいし、逆にしばらく来られないと心配になってしまうこともあります。ここは表から見ると2階になりますが、裏から見れば1階になっていてですね、階段を上ることなく入ってこれるのです。始めた当初は考えていなかったことですけども、おかげで車イスの方もさほど不自由なくいらっしゃることが可能です。私はなるべくなら虫歯になる前の段階、小さなうちからずっとずっとその先までを診ていきたいと思っています。ここで診療を始めてからもうずいぶん長くなりますが、初めは幼稚園だった子がお母さんになり、子供を連れてまた再び、ということも多くなってきました。また、都筑ヶ丘幼稚園の園医と荏田南中学校の校医もやっております。地域密着のホームドクターとしてこれからも続けていければと思っています。

子供さんの治療が大変評判とうかがっていますが?

色々なやり方はあるのでしょうけども、ここでは最初にきちんと親御さんにご説明した上で、お子さんはお子さんだけで診療室に入ってもらうことにしています。もちろん、一番初めは泣く子はどうしても泣きますよ。でも面白いもので、一生懸命やっていると次第次第に慣れてくるものなのです。2歳くらいで、トコトコ1人で入ってくる子もいます。それでもう、勝手にオモチャで遊んで待ってる(笑)。「終わったらちゃんと片付けるんだよ」と言うと、これがちゃんと片付けてくれるんです。お母さんが一緒だと、どうしてもお母さんだけを見てしまいますよね。自分1人、子供だけになるとそこが違ってくるんでしょうし、お話もたくさんしてくれるようになります。自然と、自立心が身に付くようになるのかもしれません。初めは泣いてても、次第に一丁前になっていく。その過程を見るのも、楽しみの1つですかね。

矯正治療もおこなわれているそうですね?

矯正の認定医が、月に2回、日曜日に診療に来てくれています。実はその先生というのは、私の大学の同級生でして、実習の時、斜め前に座っていたのです(笑)。開業した初めの週からずっと来てくれていて、以来、20数年それが続いていることになります。矯正治療をおこなう意味は非常に大きなものがあります。絶対的に磨きやすくなりますし、もちろん咬み合わせも改善されますから、その後のことを考えても非常にメリットがあるのではないでしょうか。仲町台にドイツ人学校があります。いつだったか、そこに通う女の子が来ていたことがあり、「今日から矯正を始めるの!」と、非常に嬉しそうにしてたのが印象に残っています。あの当時と比べ、日本でも矯正治療のニーズというものは非常に高まってきてるように思います。

デジタルレントゲンやレーザー機器を始め、出来る限りの設備を整えつつ治療をおこなっています。とはいえ、矯正もしかりですが、より専門性の問われるものについては、専門に任せたほうが好ましいと私は思っています。その点、この辺りは大きな病院も多いですし、歯科医師会を通じての連携も確立されています。なにより、患者さんの利益というものを第一に考えて診療に当たっていきたいですね。

最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。

歯は、皆さんが思われている以上に大事な臓器です。たまに歯をいくつか欠いたまま過ごされている方がいらっしゃいますが、長期的に見ればそれはあまり好ましいことではありません。1本なくなれば残りの歯で噛む力を負担することになりますから、残っている歯が今度は心配になってきます。慣れてしまえば気にならなくなってくるのしょうけども、先のことまで考えていただきたいですね。ひどくなる前に、お掃除をするだけでも良いのでいらしてみてください。当院では、クリーニングをおこなうとともに、磨けてるかどうかのチェックもさせていただいています。どうしても、しばらく間が空くと磨きが甘くなってしまうんですね。そして磨けてないと、またそこから虫歯が繰り返されてしまう。定期的に歯医者さんに通っていただき、歯を大切にする習慣をつけていただければと思います。

※上記記事は2015.5に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

グランドール歯科 大作 嘉富 院長

グランドール歯科大作 嘉富 院長 YOSHITOMI OHSAKU

グランドール歯科 大作 嘉富 院長 YOSHITOMI OHSAKU

  • 好きな言葉・座右の銘: 継続は力なり
  • 好きな音楽: クラシック
  • 好きな場所・観光地: 北海道
  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味・特技: スポーツ(週に1回のテニス、月に1回のボウリング、年に1回のスキー)
  • 好きな本・愛読書: 新田次郎、渡辺淳一
  • 好きな映画: アクション

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