久保田 隆介 フィジカルディレクター（横浜クリア接骨院)のインタビュー

この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。

最初はすごく漠然としたものでしたね。ずっとスポーツに親しんでいましたから、なんとなく「スポーツに関わりたいな」というものだったんです。自分が競技者として特に優れてたわけではないんですが、その頃考えていたことが、「どうしたら高く跳べるのか？」「どうしたら動きが早くなるのか？」というものでした。「どうしたら、どうなる？」頭の中で組み立てた理論を実際に用い、また考える。そういうことがすごく好きだったんです。始まりからして、治療ありきではありませんでした。私の場合、パーソナルトレーナーを目指し、そちらの学校からスタートしたんです。しかし、実際にトレーニングの現場に身を置いてみると、「痛みがあって動かせない…」といった、運動以前の問題が多くあることに気づいてきます。医療面からのアプローチの必要性を感じた私は、そこからこの道を志すようになったのです。 資格を得て、この世界で働きはじめると、徐々に"自分の色"というものが出てきます。私の場合、スタートが"みんなと違った"ことも大きかったのかもしれません。アプローチであり、根本の考え方であり、自分のこだわりを形にした場所を得たいと考え、2014年の7月に『横浜クリア接骨院』を開院するに到りました。

『横浜クリア接骨院』の特徴をお話しください。

「何々法を取り入れている」「何々が得意です」 私はそうしたものに特段な意味を感じることは出来ません。痛みを訴える方も、スポーツのパフォーマンスを求める方も、誰ひとりとして同じ症状はなく、同じ状態ではないわけです。であれば、その人の身体をゼロから見て、「この人にはこれが必要だ」というものを見きわめていくことこそが求められます。当院では「身体のケア＝マッサージ、ストレッチ、整体」という常識を変えたいと思っています。
決まりきった施術ではなく、その人その人に合わせた本質的なケアを目指していきたいと考えています。「他のどこよりも身体のことがわかる」「他のどこよりも身体が良くなる」と思っていただけるように努めるという信念が、当院の特徴です。

施術の際に心掛けていることを教えてください。

骨盤体操や肩こり体操というものがありますよね。そこで、「肩を引きましょう」といって言われて、どの角度にどれだけ引くかによって効果はまったく違ってきます。なぜこの施術をするのか、なぜこのアドバイスなのか。しっかりとした効果を引き出していくためには、根拠となる説明と、解剖学についての必要最低限の知識を伝えていかなければなりません。患者さんだから、選手だからと、"受けているだけ"では思った効果は望めないのです。しっかりとした効果を出していくために、しっかりと伝えていく。それも私たちの重要な仕事だと考えています。

身体のケアに関わることについて、アドバイスをください。

例えば、マッサージ。受けてみると気持ちがいいものですよね。では、マッサージにはどのような効果があると思われますか？ 多くの人は、「筋肉をほぐして、やわらかくする」とお答えになります。実際その通りなのですが、その逆を言えば、筋肉が伸びてしまっているところや、力が入らないところをほぐすことに意味はないのです。痛みをとっていく方法は様々あるはずなのに、決まりきった手順でマッサージをおこなってしまう。私自身もかつてはそうだったのですが、ここには、「気持ちよくならないと満足してもらえない」という治療家の"びびり"があるように思います。
「そんな症状にもマッサージや電気治療」というのは間違っています。ご自身での身体のケアに関してはストレッチという考え方が一般化していますがストレッチで悪化し、運動やトレーニングで改善する症状もあります。
「何でもかんでも、痛いなら動いてはダメ」ではなく、場合によっては運動やトレーニングもケアになり得るのです。

最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。

気持ちよさや良い雰囲気を望まれるのであれば、それはこちらでなくとも叶うこと。高級なエステに行けば対応はいいし、雰囲気もいい。どのマッサージ店に行っても、それなりの気持ちよさは得ることが出来るでしょう。しかし、本当に治したいと思われるならば、その場だけほぐして終わるようなマッサージではだめなのです。『横浜クリア接骨院』では、その身体に本当に何が必要かを考え、答えを出していきます。老若男女、一般的な外傷から、スポーツをされる方まで、あらゆる悩みに応えていきます。本当に悩みから開放されたいと思う方は、どうぞお気軽にいらしてください。

※上記記事は2014.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。