徳田 麗早 院長（きき鍼灸院)のインタビュー

パーソナルトレーナーから鍼灸師に

医師だった祖父への憧れが鍼灸師の道に進むきっかけだったと思います。医師を目指していたこともあったのですが、理系の科目が苦手で（笑）。そのときに、医師以外で何か人の役に立てる仕事はないかなと調べていて、鍼灸師という職業があることを知りました。ですが、そのままストレートに鍼灸師になったわけではなく、最初はパーソナルトレーナーに。約10年間、スタジオインストラクターと並行する形でトレーナーをやっていたのですが、お客様と接するなかでもどかしい思いを持つことが多かったんです。鍼灸の施術が出来れば、お客様をもっと元気に出来る、身体を改善できるのにという思いが強くなり、鍼灸の資格を取得。心のどこかには、祖父に少しでも近づきたいという気持ちもあったのかなとも思います。開業にあたり、目指したのは温かみのある鍼灸院。内装もユニフォームもホッとしていただける色味を選びました。来ていただいた方にリラックスしてもらえたらと思っています。

「通わない」鍼灸院とは

「治る」にこだわる、「通わない」治療院が当院のコンセプトです。鍼灸院は通い続ける、というイメージがあると思いますが、通うというのは治っていないということ。私の施術は1時間から90分くらいと少し長めなので、日常の貴重な時間を永遠と費やしていただくのも個人的に抵抗がありますし、なるべく通う回数を減らして卒業してもらうことを目指しています。根本的に身体を元気にすれば、自然治癒力で外傷なども全部カバーが出来るはずと考えていますので、そのお手伝い。自然治癒力を上げるサポートをするポジションが鍼灸だと思っています。

一つの悩みから身体全体の治療に

お悩みとしては、肩こりや腰痛、胃もたれ、食欲不振、下痢、便秘、女性だと生理痛など。免疫不全や自己免疫疾患をお持ちの方もいらっしゃっています。最初はやっぱり首や肩こりなどで来院されるんですが、お話していくうちに「その悩みも解消できるの？」といった形で、一歩踏み込んだ治療に入る方も多いです。初診でも90分。20～30分はカウンセリングの時間で、実際に鍼をさすまでにスタートから40分程度かかるときも。身体を全部触ってから1本目の鍼をさすのですが、そのあとも常に確認しながら丁寧に1本ずつ、というのが私の施術の特徴です。一つの不調があらゆる症状に繋がることが多いんです。なので、メインが肩こりでも、内臓などに影響していることがあるので、お腹をふくむ全身をみます。入口が肩こりや腰痛でも、最終的には全般的な不調の改善に。頭痛や生理痛、歩いていて痛む膝や足。ちょっと気になるけど我慢できるから、というものがあるときには鍼灸治療を試していただきたいです。もちろん具体的な悩みがなくても、この不調はなんだろう？と思うときにもぜひ。一人ひとりにあわせた施術方法を提供させていただきます。

全く痛さを感じない鍼灸治療で安心！

痛くない鍼灸治療もこだわりのひとつです。鍼だからチクっとするのかなと思われたり、他院での経験からズンという響きがあって苦手とお話されたりする方もいらっしゃるんですが、当院はチクもズンも何もないのが特徴です。刺激を下げたり、妥協したりして痛くない治療を行うのではなく、痛くない状態でベストな治療を行っていること。それが強みでもありますので、今まで鍼灸に苦手意識があった方にも安心していただけると思います。また、パーソナルトレーナーの経験を活かして、痛みを解消したあともその状態がキープできるセルフケアやトレーニングもお伝えしています。美容鍼のコースもありますので、美容からダイエットまで全てがこの場所で揃うというのもポイントです。

日常生活での身体の悩みは鍼灸で解消

将来的には、当店に来たら何とかなる、困ったときにここに来れば大丈夫と思ってもらえる存在になりたいなと思っています。ずっと通い続けるのではなく、困ったときの選択肢のひとつとして、地域の方に広く認識してもらえるようになるのが目標です。痛みはもちろん精神的な不安など、日常生活に密着した困りごとって、実は鍼灸で何とかなることが多いんです。心のうちに秘めずにぜひ気軽にご相談いらしてください。空き状況はHPから確認いただけますし、LINEに登録いただけたら来院前に会話形式での相談も可能です。

※上記記事は2022年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。