土井 亮介 院長（土井治療院)のインタビュー

この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。

私は県下の有名校で甲子園を目指して野球をしていました。ただ、その先、プロ野球選手として生計が立てていけるかと言えばそれはなかなか難しく（苦笑）、ならば、スポーツに携われるような仕事がしたいと考えたんです。また、それに加えて私自身、選手時代に怪我が多かったということもきっかけの1つとなりました。スポーツ選手の怪我をケア出来るようになりたい。そう考え、鍼灸の専門学校へと進学したんです。専門学校時代、また卒業後も5人の先生方に弟子入りし、その技術や心構え等を教わりました。そこで学んだことが今のベースになっていることは間違いのないところです。資格取得後は午前中は治療の修業、午後からスポーツクラブ内の治療院と、自宅の一室で「土井治療院」を開院、2013年より現在の場所に移転し開院するに到りました。
私は学生時代、勝つか負けるかという世界に身を置いていました。治せるか、治せないか。結果がはっきりしているという意味においては、この世界も同じなのかもしれないと思うことがあります。毎日が闘いというのはいささか大げさですが、「この人を治すんだ」という気概を持って仕事に臨めるというのはすごく充実感のあることですし、飽くなき向上心を持って一心にこの道を進んでいきたいと考えています。

『土井治療院』の施術内容についてご説明ください。

当院では鍼灸に加え、スポーツマッサージ、整体を組み合せての治療をおこない、これにより症状の早期での改善を目的としています。このうち整体については『真体療術』と申します施術方法を採用しており、患者さんのお身体や心の負担の少ない施術になっています。一般に鍼灸は筋肉の緊張を緩めるものですが、それだけではまた症状がぶり返すことになりかねません。当院では鍼灸によって筋肉へとアプローチし、それにプラス、整体で全体的な骨格のバランスを整えることにより、根本的な治癒へとつなげることを意図しています。

オーダーメイド治療、あるは運動鍼について教えてください。

「100人の患者さんがいらっしゃれば100通りの治療法がある」というのが当院の鍼灸です。具体的に言えば、その人その人によって、鍼の太さやその本数を調整するということですね。一見して同じような症状に見えたとしても、その人の持っている体質によって対処の仕方は変わってきます。それを細かくアジャストしてくのが、オーダーメイド治療の真髄でもあります。 運動鍼とは、例えば肩に痛みがある方の場合、患部に鍼を刺した状態で肩を動かしていただく治療法です。運動器の疾患、あるいは五十肩など、なかなか治りづらいという疾患に対して高い効果を発揮します。運動鍼もその一例と言えますが、その方その方の状態を見極め、オーダーメイドの治療を施していくことが症状の確実な改善につながると考えています。

足底筋膜炎についてお話しください。

つき指、捻挫、急性腰痛、椎間板ヘルニア、ジャンパー膝、ランナー膝、野球肘、テニス肘、ゴルフ肘、野球肩、シンスプリント等、あらゆるスポーツ疾患に対応していますが、その1つに足底筋膜炎があります。この疾患は現代医療でも治療が確立されていないということもあり、どちらかと言えばマイナーな疾患でありながら、その悩みはすごく深い方達が多いのです。当院では先程申しました鍼灸と整体を組み合せることにより症状が改善された例が多くあり、日本全国から多くの方がご相談に見えています。

最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。

治療院というと、「ずっと通い続ける」というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。当院であっても全ての疾患を一度の施術で治すとまではいきませんが、なるべく短期間の治療で、楽しい人生を送っていただきたいと思い治療にあたっています。 スポーツ疾患に限らず、「これはもう無理だ…」と思われている方は、一度当院へといらしてみてください。出来る限りのことをさせていただき、楽しい生活を再び取り戻していただけるようになっていただきたいと思っています。
※上記記事は2014.2に取材したものです。
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