北島 修 院長(きたじま治療院)のインタビュー

きたじま治療院 北島 修 院長

きたじま治療院 北島 修 院長 OSAMU KITAJIMA

法政大学社会学部応用経済学科卒業。生命保険相互会社勤務を経て、日本鍼灸理療専門学校を卒業。2004年に『きたじま治療院』を開院。

治療家としての役割を見出すまで

ずっと野球をやっていました。少年野球から大学までずっとです。その最後、大学時代に怪我をしてしまったのです。30年以上前のことになりますけども、当時通った整形外科さんではなかなか回復せず、ほとほと困っていたところ、鍼灸マッサージに出会いました。治療の結果、なんとか現場に戻ることが出来たのです。私以外にも怪我に悩むスポーツ選手は多くいるに違いない。そうした人のお役に立てる仕事に就くことが出来たらと、その時、初めて思ったのです。
大学卒業後は生命保険会社に7年間勤務しました。その間、学生時代には見えなかったものが見えるようになってきました。世の中には体調が十分でないために、長所を社会において発揮出来てないケースが少なくないのではないか。コンディショニングはスポーツ選手はもちろん、一般の方においても重要です。みんなが長所を十二分に発揮出来るよう、私が貢献出来ることはないかと改めて思い、治療家の道に進むことを決めたのです。

「元気の発進基地」を目指して

腰を傷めてしまった、膝が痛い、などなど、初めのきっかけとして、どこかしらお身体の痛みが要因で訪れる方が大半ということになります。スポーツ系の治療院で修行をしていましたので、スポーツ障害のご相談も少なくありません。
先ほども申し上げましたが、コンディションがよろしくなく、自身の長所を発揮出来てない方が多くいらっしゃいます。具体的に言うと、「つかれ」です。疲れてるから体が動かない、そして頭が働かない。それによってコミュニケーションに齟齬が生まれ、ポテンシャルを発揮出来てない方が多くいらっしゃいます。当院で施術を受けた結果、痛みが取れ、体が軽くなり、気分も上がる。それによってチャレンジをするという気持ちが湧いてくれれば、これに勝る喜びはないと考えています。

治療の基本は“手当て”

施術の基本は、手技です。筋肉の緊張を和らげ、身体の動きが軽く感じられるように持っていくことになります。ヘルニアという状態がありますよね。ヘルニアとは、身体の組織の一部が本来収まっている位置から飛び出てしまう状態を指します。代表的な腰椎椎間板ヘルニアは、髄核(ずいかく)と呼ばれる組織が骨と骨の間からはみ出てしまい、それが神経に当たることで痛みが生じるものです。ただ、同じヘルニアという状態でありながら、痛みを感じない方もいらっしゃいます。そして痛みがあった方も、筋肉の緊張を和らげ、痛みのある箇所だけではなく、股関節や肩甲骨周囲との連動性を見ながらマッサージをすることにより、痛みが改善する方がおられるのです。

痛みが改善した後は、コンディションを維持していく必要があります。当院では身体を動かすことに関する提案をさせていただいています。以前は、患者さんとスポーツ施設へ同行し、トレーニングや体操を一緒に取り組んだりもしていました。治療の線上で出来ると大変有意義ですので。現在は、社会事情の関係で叶わぬ環境となりましたため、治療室内で私がパートナーとなってトレーニングをしたり、持ち帰れそうな体操を提案したり、特徴の異なるスポーツジムそれぞれの印象をお知らせしながら、心身ともにコンディションを安定させ、前向きに毎日を過ごしていただけるよう心を配っています。

身の丈にあったもので最善を尽くしていく

手技の他に、インディバアクティブという高周波治療器も重宝しています。こちらは電気刺激によって細胞を振動させ、熱を生むもので、疲労の早期回復、疼痛の早期緩和、故障の予防等々の目的で用います。
開業して18年目になりますが、難しいことに変わりはなく、油断は出来ません。「これさえやっておけば大丈夫」という感じで向き合ってなんとかなるような仕事ではないということは常々感じていることです。インディバアクティブセミナーをはじめ、様々な勉強会には今でも参加していますし、技術の追求が止むことはないでしょう。私に出来ることは限られていますけども、身の丈を伸ばす努力を続けながら、今出来ること、身の丈にあったもので最善を尽くしていきたいと考えています。

地域の皆様へメッセージ

治療の天才ですから、どのような症状も治します、などということは言えません。ですが、チャンスをいただけたなら、私が持っているものを誠心誠意、一生懸命提供させていただき、症状や体調が望ましい方向に傾くよう最善を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

※上記記事は2021年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

きたじま治療院 北島 修 院長

きたじま治療院北島 修 院長 OSAMU KITAJIMA

きたじま治療院 北島 修 院長 OSAMU KITAJIMA

  • 出身地: 東京都
  • 趣味・特技: バレーボール/野球
  • 座右の銘: 「誠心誠意」「一生懸命」
  • 好きな音楽: 邦楽
  • 好きな観光地: 富士山周辺、日光

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