田上 哲克 院長（仲町台たがみ歯科医院)のインタビュー

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

母の実家のある山形で、叔父と叔母が医師をしていました。小さい頃は夏休みのたびに山形に出掛け、よく医院のキッズルームで遊ばせてもらっていたんです。子供心に叔父と叔母は非常に楽しそうに仕事をしてるなという印象が強く、その影響があったからかどうか、長ずるに従って叔父と叔母がおこなっていた「人を助ける仕事」に就きたいという思いが強くなっていきました。その思いに「手先が器用だった」という私自身の特性を重ねた結果が歯科医師という道に至ったんだと考えています。
日本歯科大学を卒業し、横浜山手の開業医の元で修養を積んだのち、2012年4月に『仲町台たがみ歯科医院』を開院しました。
当院は診療室のスペースを通常よりも広くとっており、ベビーカーでお子さんを連れたお母さん方にも余計な気を使うことなく治療を受けていただけるようになっています。お子さんからご年配の方まで、この地域に住まう方すべてのお口の健康を診続けていきたいですね。

診療を行う際に心がけている事をお聞かせください。

「痛くない」治療ということをまず心掛けています。そのため、表面麻酔など、痛みを軽減する、または感じないでいただける処置を工夫しています。歯医者さんに対して皆さんが拭いきれないイメージというのが「痛い」「怖い」とい感覚だと思われますが、痛みさえなければ怖いというイメージも払拭できると思うんです。これは大人はもちろん、お子さんには特に重要なことです。最近のお子さんは、お父さんお母さんの歯に対する意識の向上もあって虫歯そのものは少なくなっているのですが、それでいてもなお、フッ素塗布等の予防処置はおこなう必要があります。その際、トラウマがあって通うことができないというのでは困りますよね。当院では無理矢理治療をおこなうようなことをせず、最初は痛くない治療から始めて、徐々にステップアップをしていくような段階を踏んでいます。
「痛くない」、だから「怖くない」ときて、「通いたくなる」歯科医院を目指していきたいと考えています。

『仲町台たがみ歯科医院』の診療方針についてご説明ください。

わかりやすく丁寧な説明をおこない、患者さんが充分に納得されてから治療に取りかかります。ご本人のご希望を伺いながら、メリット・デメリットも含めて治療の選択肢を複数提示し、私どもと患者さんの目指すゴールを共通のものとしていくようにしています。これは昔からの慣習もあるのでしょうが、お医者さんというと金銭的な負担、治療費について事細かに伝えることはあまりなされてこなかったという印象があります。当院では保険治療であれ自由診療であれ、1回、1回の治療負担額や全体の見積もりを詳しく提示するようにしています。
あらゆる意味で開かれた歯科医院であること。そのことがまた、患者さんに「通いやすい」と思っていただける一助となればと考えています。

最新の治療機器や衛生面での取り組みをご紹介ください。

当院ではレーザー治療やエアーフローを始めとした最新の治療器具を備えています。エアーフローとは歯の表面に付着した、例えばタバコのヤニやコーヒー、ワイン等の色素を、水と超微細なパウダーを吹き付けて取り除く歯科処置です。また、衛生面に特に配慮しており、治療用チェアにはそれぞれ、歯を削る際に出てくる細かな粉塵を吸い取る口腔外バキュームを設置しています。また、減菌処置をおこなった治療器具をお一人ずつワンセットにして密封し、患者さんの目の前で開封するといったこともしています。
全ては患者さんの安心・安全のために。そのための取り組みをこれからも細心の注意を払っておこなっていきたいと考えています。

最後に患者様達へメッセージをお願いします。

「痛い」ことがトラウマとなり、歯医者さんに通えない、もしくは行くのをためらわれている方はまだまだ少なくないと思われます。「あそこの歯医者さん、痛くないんだよ」と感じていただけるよう、不断の努力を積み重ねていき、歯についてお困りの方の手助けをしていければと考えています。お口の中に何か症状のある方、不安や心配事のある方はお気軽にご相談ください。
※上記記事は2020.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。