アリビオ矯正歯科クリニック 久保田 雅人 院長 MASATO KUBOTA
昭和大学大学院 歯学研究科卒業後、昭和大学歯科矯正学教室 兼任講師を努め、矯正歯科を専門に研鑽を積む。2008年「センター北駅」そばに開業。日本矯正歯科学会 認定医・指導医・専門医
昭和大学大学院 歯学研究科卒業後、昭和大学歯科矯正学教室 兼任講師を努め、矯正歯科を専門に研鑽を積む。2008年「センター北駅」そばに開業。日本矯正歯科学会 認定医・指導医・専門医
幼少期より模型を作ったりするような手先を動かすことが好きでした。ですので子供の頃は将来、エンジニアになりたいと思っていたんです。しかし父が獣医をやっていたからでしょうか、進路を考えていくうちに「医療の道」に進みたいという気持ちが自然と湧いてきました。そこに「手先の器用さを活かしてみてはどうか?」と、いう父からの助言もあり、歯学へ進むことに決めました。
その時に「歯医者になるからには、自分の歯もキレイにしておきたい」と、思い、大学生の時に矯正を始めました。そして自分の歯が美しくなったことに喜びを感じ、その喜びをより多くの人に感じて欲しいと考えたのが矯正歯科専門医になるきっかけです。
ですから、自分自身が矯正の痛みや不快感を理解出来ているので、この経験をベースに患者様には治療の進行について適切に説明やアドバイスをすることを大事にしています。
大学卒業後は矯正科で15年間勤務医として働いていました。この間に数多くの症例やテクニック、先端治療を吸収してきました。長い期間にはなりましたが、この15年間が矯正専門医院として患者様に自分自身が納得できる診断・治療を提供できるとことへの確信に繋がっていると思います。現在でも積極的に学会に参加し技術の習得に努めています。
また、ここ都筑区には若い世代が多く、矯正を必要とするお子様が多くいること、口内の健康に高い関心を持っておられる方が多いという理由で、こちらに開業することを決めました。
ちなみに私は旭区の出身なのですが、幼少期にはよく自転車でこのあたりまでよく遊びに来ていたんです。当時はトトロが出そうな場所でしたよ。
医院名であるAlivio(アリビオ)とは、スペイン語で「くつろぎ」を意味します。そこには歯科治療に対する痛い・怖い・緊張するといった従来のイメージを一新したいという思いを込めました。
特に矯正治療は治療期間が長いため患者様とのお付き合いも一般的な歯科に比べて長くなります。そこで患者様には安心感のある快適な「くつろいだ環境」で相談および治療を受けて頂きたいと考えています。
当院にはお子様の患者様が多くいらっしゃいます。そこで患者様との「コミュニケーション」をとても大事にしています。「治療は出来て当たり前」であることを前提にその一歩手前の心理的な部分にも気を配ることが大切です。例えばお子様の性格に矯正の治療法や装置をカスタムしていくなど、親御様はもちろんお子様との対話もじっくり行うことでお互いが治療について納得、理解し合ったかたちで進めています。特にお子様には治療に伴う不快感や痛みについて丁寧に説明・理解して頂けるように心がけています。
そのためか当院では治療を途中で中止されてしまう患者様が非常に少ないというのが特徴かもしれませんね。
また、当院の受付には月変わりで季節のお花やアイテムを私自ら飾っています。秋にはコスモス、お正月には門松、というように綺麗なお花やアイテムなど、季節感のあるもので患者様をお迎えしています。お子様のためにはアニメを流すなど、気持ちよく患者様をおもてなしし、院内では少しでも心地良くお過ごしいただけるように工夫しています。
患者様に適切な治療を行い完治に導くことはさることながら、社会に対して「正しい」矯正治療の技術や知識を発信していくことも私の重要なミッションととらえています。
例えば、矯正治療の検討をした際「出来るだけ早く始めたほうが良いのか?」など、いつからスタートをすれば良いのか?またどのような治療をすれば良いのか?悩まれる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
実は矯正治療が必要となる歯並びの中でもとりわけ早期(6歳頃)に治療を開始したほうが良いものや、小学校3年生もしくは4年生頃の受診が適しているものなど状態により様々なんです。
ですから、お子様の成長全体と通してどの時期に矯正治療をはじめるのが最もメリットになるのかを見極めて、治療をスタートすることが重要になります。矯正時期を後悔しないためにも、少しでも悩まれたら、矯正専門医へお気軽にご相談いただければと考えています。
また、近年「マウスピースによる矯正」というもの目にする方もいらっしゃるのではないでしょうか。治療の安価さや手軽さに惹かれて始められる方もいるようですが、実は見かけ以上に難しい治療方法であり、そのデメリットやリスクに関する認識が甘いままにこの治療法を選択される方がいることを危惧しています。
事例として本来マウスピース治療ができない歯並びの方に実施してしまい、完治に至らない、さらには歯が噛めなくなってしまった症例や、歯が予期せぬ動きをした場合にそれをリカバリーする技能が施術者に不足しているといった問題が報告されています。
ですので、安易な判断に寄らず、安全な矯正治療を受けるために経験と実績のある歯科医師による診断とこまめな診察を受けられることを強くおすすめしています。
矯正治療は一生に一度の治療になりますから、正しい技術と知識に則したものでなくてはいけません。一人でも多くの方に口元から美しく、なによりも健康な生活を送っていただきたいというのが私の願いです。
矯正治療は一生に一度の治療になりますから、正しい知識と技術をもって実施しなければいけません。医師は勿論なのですが、治療を受けて頂く側の方々にも矯正治療に関する知識を深めていただくことも、とても重要なことなんです。気になっていることがあれば矯正専の医師にご相談いただくことは勿論ですし、私も日頃疑問に思われそうな口腔健康に関することをクリニックのホームページにコラムとしてまとめています。皆さまが知識を深めされる一助となれればうれしいですね。
一人でも多くの方に口元から美しく、なによりも健康な生活を送っていただきたいというのが私の願いですし、今後も尽力していきたいと思います。
※上記記事は2021年9月に取材したものです。
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