インタビュー/岸胃腸科外科

岸胃腸科外科 岸 利昭 院長

岸胃腸科外科岸 利昭 院長

CAREER

埼玉医科大学を卒業後、消化器を専門に研鑽を積み、救急医療にも携わる。現在は父の診療所を継承し、地域住民の健康をサポートしている。

この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。

『岸胃腸科外科』は先代である私の父が開いた医院になります。その父の後ろ姿を見て育った私は、 ごく自然に医療への道を志すようになっていました。ただ、高校時代のことですが、1度、獣医になろ うと思ったことがあったのです。当時、北海道に『ムツゴロウ王国』というものがあり、あそこで働 くことに憧れを抱いたのでした。それを父に言ったところ、無下なく却下されましたが(笑)。残念 な気持ちも確かにありましたが、今振り返ってみますと、その頃から人と関わることが好きだった私 にとって、人間の医療に携われたことは幸せだったと思っています。大学を卒業後、消化器外科を専門として各地の病院に勤務し、1996年からこちらで診療を続けていま す。大学病院では、ある種、自分の得意なことだけをしていればいいという環境にあるのですが、開 業医となるとそうも言っていられません。その分大変なこともありますが、患者さんとの関係が密に なるということは、この環境だからこその醍醐味とも言えるでしょう。繰り返しになりますが、人と 関わっていきたいという私の希望により適っていると言えるかもしれませんね。

来院される方の症状はどのようなものが多いのでしょうか?また、『岸胃腸科外科』の特徴をご紹介ください。

胸やけや胃の不快感といった訴えが多いですね。要因となるのは、胃炎、あるいは、逆流性の食道炎 によるものが多いと感じています。逆流性食道炎は中高年以降の年代の方に起こりやすく、疾患の原 因は様々なものがありますが、1つに喫煙が関係していると思われます。ニコチンが介在して胃酸の分 泌が多くなり、それで胃が"空焚き"のような状態となり、気持ちが悪くなっていくのです。診断の際にはこれらの疾患に留意し、より精密な検査をおこなうためのものとして、内視鏡検査があ ります。当院では、口からではなく、鼻から管を入れていく経鼻内視鏡を導入しています。これは、 喉の奥に触れることがありませんので、嘔吐感を伴うことがなく、また、検査中も通常通り会話が可 能です。難を言えば、内視鏡の操作に熟練とセンスが問われるということでしょう。私から言うのも おかしいのですが、患者さんからは一様に「苦しくなかった」という感想をいただいていますし、ま た紹介もしてくださるということで、自信を持ってお薦めしているところです。

診療の際に心掛けていることを教えてください。

レントゲンであれ内視鏡であれ、検査の結果についてよくよく説明すること、加えて、患者さんのお 話をよく聞くということを心掛けています。内視鏡検査では術中に会話が可能ですが、モニターを見ながらの説明では十分なものにならないこと もあります。目をつぶっておられる方もいらっしゃいますしね。それを考慮しても、検査終了後、落 ち着いた状態でしっかり納得のいくまでご説明することが肝心と考えています。
「よく話を聞くこと」についてですが、これについては、先入観を持たないようにすることが重要で す。たとえば、「あ、これは風邪かな?」と思って聞いてしまうと、その考えに合致するものをお話 の中に求めるようになり、その結果として見落としが起こり得るのです。ずいぶん前のことではある ものの、これは私の過去の苦い経験に基づいての教訓であり、今後も常に心にそれを抱いて診療に臨 んでいきたいと考えています。

街のお医者さんとしての役割をどのようにお考えですか?

病診連携の更なる充実は必須です。ここ都筑区は大きな病院が各所にあるという条件もありますの で。町医者として、「がんを見つける」ということも役割の1つですが、見つけた後のフォローも重要 な仕事の1つと考えています。手術が無事終わっても、「ちょっと具合が悪いんだけど...」ということ が往々にしてあります。その際、大学病院にわざわざ出向いていただかなくとも、お役に立てること があると思うのです。それから地域の医療に携わるものとして、年を追うごとに現実のものとなる高齢化社会への対処とい うことがあります。こちらには先代の頃から通われている患者さんが多くありますが、中には私が中 学生の頃から知っている方もいて、結構なお年になられています。そう遠くない将来、その方々が、 お家から出るに出れなくなってしまう。人員のことも含め、準備というものがいるにせよ、訪問医療 への対応を喫緊の課題として取り組んでいきたいと考えています。

最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。

健康診断、中でもがん検診はしっかり受けていただいたほうが良いかと思います。何かあってからで は遅いのであって、1人の外科医として、それは心掛けていただきたいと思うところです。『岸胃腸科外科』では、胃腸の病気を中心に拝見しつつ、動脈硬化や骨粗しょう症等の一般的な疾病 をすべからく診させていただいています。院内にはリハビリ用の施設もあり、地域のかかりつけ医と して、より多くのニーズにこれからも応えていきたいと考えています。お身体のことについて何かし ら不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2014.11に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

岸胃腸科外科 岸 利昭 院長

岸胃腸科外科 TOSHIAKI KISHI

岸胃腸科外科 岸 利昭 院長 TOSHIAKI KISHI

  • 好きな言葉・座右の銘: 九転十起
  • 好きな音楽: ロック
  • 好きな場所・観光地: ハワイ
  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味・特技: 旅行
  • 好きな本・愛読書: 重松清
  • 好きな映画: ニュー・シネマ・パラダイス

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