関西うどん こんぴら(旧 讃岐うどん こんぴら) 佐野 翔太 店長 SHOTA SANO
1998年創業、「讃岐うどん こんぴら」の2代目として、2019年に店を受け継ぐ。
1998年創業、「讃岐うどん こんぴら」の2代目として、2019年に店を受け継ぐ。
この店はもともと20年、父がここ都筑で守ってきました。
出身の大阪から仕事で関東へ移り住んだ後に、元来の「
ちょうど僕と同じ歳なので、素直にすごいなぁと思います。
うどん屋になったのは佐野家の本筋が香川県にあった事が大きいよ
僕自身は不勉強ながら記憶にも遠い幼いころと数年前の1度しか訪
最初に出店した中川の店舗では小さいながらも繁盛していて、
休みもほぼ無く働いていた父ですが、
そんなこんなで約9年を経て移転したセンター北・南の現店舗は、
正直なところ、お店を継ぐつもりはなかったんです。父の仕事ぶりを見てきて大変そうだなと思っていたので…。なので理系の大学を卒業した後、新卒でIT関係の会社に就職し、別の道を歩みました。
そんな矢先、大阪にある祖父の町工場を父が引き継ぐことになり、この店をたたむ話を聞いて、「お店をなくしたくない」と思ったんです。友人や長年支えてくれているスタッフ、常連のお客さんに背中を押していただき、「店を引き継ぎたい」と父に伝えました。そこから1年は修行の日々でしたね。父にはみっちりしごかれましたよ。僕自身もこの店の味で育ってきたので、ずっと店が続いてほしいという気持ちに気がついたんです。今はこの味を守っていくことが、僕の役目だと思っています。
当店はセルフサービスでおでんをご用意しているのですが、常連のお客さまがいらっしゃるとスタッフは「いつものですね」とササっとおでんを皿に入れて持っていくことも(笑) それくらい接客ではお客さまとのコミュニケーションを大切にすることを心がけていますね。
こだわっているのは昆布だしで、関西風の優しい甘みを足しているのが特徴です。うどんのメニューは様々な種類がありますが、なかでも当店の一番人気はカレーうどんです! 「昆布だしが自慢なのに、カレー?」と思われるかもしれませが、カレーのスパイスとだし汁が合わさって真夏でも人気なんですよ。麺に絡みつくカレー汁がやみつきです。
「うまくいかないことがあっても次は頑張るぞ!」という気持ちの積み重ねが、この店の20年を支えています。僕はこの店の店主としてはまだ2年と経験は浅いのですが、お客さまに愛され続けてきた味を大切にしながら積み重ねていきたいですね。その中で自分らしさを出していけたらと思っています。
挑戦してみたいことは、お客さまとコミュニケーションをとるためのツールを作ること。地域の子どもたちのためにうどんやおでんの講座を開いたり、お客さんからの声や僕らの声を互いに出し合えるアプリを導入したり。できることから実現したいですね。もちろん、まずは腕をしっかり磨いていくことが大切だと思っています。地域の方々に「この街にこの店があって良かった」と言っていただけるお店になることが目標です。
日々幸せだなと感じるのは、お客さまが器に汁一滴も残さず召し上がっていただいたとき。「おいしい」のお言葉をいただいているようでうれしくなります。
店内はベビーカーや車椅子でそのまま入ることができるバリアフリーの設計です。どんな方にも親しんでいただけるよう工夫を凝らしていますので、ぜひご来店ください。常連のお客さま、そして、これから出会うお客さまも大切にしていきたいと思っています。
※上記記事は2021年4月に取材したものです。
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