スポーツ選手を育成する「上達屋」
長く野球をしてきた影響で、大学生の頃から「将来は野球に携わる仕事がしたい」と考えるようになりました。あるとき、上達屋の代表である手塚一志の本に感銘を受け、野球を続けながら彼の運動理論を学び始めました。その後、ご縁があって上達屋に入社することになったんです。
「いったい何を上達させるの?」と最初は疑問に思われるかもしれませんが、上達屋は人の運動能力を向上させる専門家集団です。発足当初は野球指導が中心でしたが、いまではテニス、ラグビー、陸上、ボクシングなど様々なスポーツ種目が指導メニューに加わっています。
私は現在パフォーマンスコーディネーターとして、スポーツ選手への運動指導にあたっています。私自身が選手として情熱を持って学んできた理論なので、現役選手に伝えていくことにはやりがいを感じています。
本来の姿へ導いていくパフォーマンスコーディネーター
人間には、もともと正しい身体の動かし方がプログラムされているものなので、我々のレッスンは「訓練する」というよりは「調整する、調律する」という表現が近いと思います。本来できるはずの身体の操り方を理解し、無理なく使えるようにしていくことが大切であり、そこに導いていくことがパフォーマンスコーディネーターである私たちの使命です。私自身も、上達屋のメソッドを深く理解し、理に適ったカラダの操り方を選手のみなさんに正しくご提供できるよう常日頃意識しています。
理にかなった身体の操り方を育む「操育プログラム」
上達屋では、理にかなった身体の操り方を育む「操育プログラム」を皆様に取り組んでいただいています。そのプログラムのなかに「骨盤力」というメソッドがあります。正しい身体の使い方は「骨盤主導で手足が動いていくこと」なので、骨盤の動かし方はスポーツを行ううえで非常に重要です。
骨盤の動きを高めるには、仙腸関節が重要と考えています。この関節は骨盤の中央に位置する仙骨と、左右にある腸骨の間にある関節です。上達屋では、スポーツだけでなく、日常のさまざまな動きに重要となる骨盤の使い方を習得できるよう、「操育」というメソッドでみなさんにご提供しています。
「操育体操」は、子どもから大人まで行えるエクササイズです。それは、すべてのスポーツ種目に共通する「基礎的な身体の使い方」を身に付けることに重点を置いているからなんです。強度の差はありますが、2歳の子どもから草野球をしている大人の方まで幅広い年齢層の方が取り組んでいます。
一人ひとりの叶えたい目標を定め、道筋を作っていく
入会したばかりの方には「一番叶えたいことはなんですか?」と質問するようにしてます。たとえば野球を始めたばかりの子どもたちに質問してみると、「たくさんホームランを打ちたい!」「速いボールを投げたい!」など、同じスポーツでも叶えたい目標は人によって千差万別です。意外な願望が見つかることもあります。その目標を明確にして、一人ひとりの道筋を作っていくことを心がけています。
手塚代表は「ボクたちは、選手の欠点を修整する仕事をしているのではない。魂をゆさぶるその瞬間に出会っていただくための準備にかかわらせていただいているのだ」とよく語っています。皆様が試合本番に最高の状態で身体が動かせるよう、これからもサポートしていきたいです。
これから体験を希望される皆様へ
体験レッスンでは、50分間のマンツーマンのプログラムを行っています。最初の25分間は「操育体操」を行い、理にかなった身体の使い方を体感していただく時間にしています。その後、良い感覚が出ている状態で普段取り組んでいるスポーツの動きを行っていただき、調整すべきポイントをアドバイスさせていただきます。
YouTubeでも上達屋のメソッドをいくつかご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。上達屋に通っている学生選手や現在活躍中のアスリートたちのインタビュー動画も公開しています。会員の中にはオリンピックメダリストやボクシングの世界チャンピオンなどもいらっしゃいます。スポーツでさらなる高みを目指したい方は、ぜひお越しいただきたいです。まずはお気軽にご連絡ください。
※上記記事は2020年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
上達屋 横浜工房 菊地祐矢 パフォーマンスコーディネーター KIKUCHI YUYA
- 好きな場所: 横浜 海沿いが好きです。
- 出身地: 秋田県
- 趣味: スポーツ観戦、音楽鑑賞
- 座右の銘: 「一期一会」
- 好きな本: 小説全般