泓田 翔平 学院長（個別指導学院サクシード センター南校)のインタビュー

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

旅行が好きで、学生時代は東南アジアを始めとして各地を廻っていました。そこで途上国の医療の現状を垣間見ることとなり、一旦はそちらの道に進もうと考え、大学を卒業した後、看護学校に進みました。ところが、看護師を目指すかたわら、アルバイトとしてサクシードとして講師をしていたことが私の人生を変えました。自分の見ている生徒に対して情が移った部分もあったかとは思いますが、徐々に「この子たちがこれからどうなるのか、最後まで見届けたい」という思いが強くなっていったんです。「こちらでやってみたらどうか」私の気持ちを汲んでいただいた上司の薦めに従い、この道を歩むことになりました。
『個別指導学院サクシード センター南校』は2004年に開設されました。代々の塾長さんがこれを継続されてこられ、この度、私がバトンを新しく受けるという形になっています。

『個別指導学院サクシード』の特徴を教えてください。

担当の講師が分析をおこない、その結果に基づいて他の講師や学院長である私と議論をおこない、一人一人に適した指導法を細かくプランニングしていきます。また、定期的にお母様方に足を運んでいただき、お子さんの指導へのご要望を伺いながら実際の授業に反映させていきます。子供自身は自分の得手不得手というものを案外把握していないものです。例えば、テストで思うような点数が取れなかったとして、殆どの生徒が「何が足りなくて点数につながってないのか」ということを自覚出来ていません。これを客観的に冷静に分析出来ているのが担当の講師であり、包括的に見ていくのが私たちの役割となります。
また、集団制の塾ではどうしても指導が画一的になりがちです。それに対して私たちは生徒1人ひとりの習熟度に応じたテストを用意し、個々の確実なレベルアップにつながるように取り組んでいます。全てを見渡して、今、その子に必要なものを提供していくピンポイントな指導がサクシードの特徴だと考えています。

『個別指導学院サクシード』の指導方針をご説明ください。

一時的に成績を伸ばすということはそれほど難しいことではありません。ですが、目指すゴールというのは中学3年間、高校3年間といったスパンで勉強をしていくことで可能になるものです。当校では勉強に対する基本的な考え方、向かい方をきっちり養っていくということを第一の目標においています。個別指導は集団制の塾とは違い、実際に塾に来る日数は少なくなります。ですから、なおのこと授業の時間をいかに有効に活用していただくかということが大事になりますし、加えてご家庭での過ごし方という部分も重要になってきます。
当校では生徒さんによって、1週間分のスケジュールを立てて勉強に取り組んでもらうこともしています。塾に来た時だけの理解ではなく、1週間をかけてのトータル的な学力の定着を意図してのことです。学習プランを提案することで最初はどうしても受け身的な学習になることもありますが、勉強する意味を子供たちに考えさせることで、やがて主体的に学習に取り組む自覚が生まれていきます。その子が本当の学力を身につけることが出来るよう、親身になってサポートをしていきたいと考えています。

どんなことを心掛けて生徒さんに接していらっしゃいますか？

生徒と講師の距離がすごく近いというのが特徴でもありますし、また、それが目指す方向性でもあります。『個別指導学院サクシード センター南校』では、その子のことを知っているのは担当の講師だけにとどまりません。自分が担当している生徒以外にもしっかりと目を配り、その子がどういう性格で、何が好きなのか、どういう関わりをすれば心を開いてくれるのかということをスタッフ全員が見るように努めています。講師は単に勉強だけを見ていれば良いというものではありません。全てを含めて子供たちを導いていけるようにと考え、日々の授業に取り組んでいます。

最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。

私どもは個別指導をうたってはいますが、テスト前には集団補講という形でみんなを集めて一体感を高めるといったこともしています。また、机上だけの勉強だけではなく、時にはみんなでちょっとした実験をすることで、勉強に対する意欲を高めてもらう取り組みもおこなっています。塾に来た当初は「なんで今勉強しないといけないの？」と口を揃えてみんなが言うものです。今の中学生、高校生にとってイヤなことっていうのがすなわち、勉強なんですね（苦笑）。でも、イヤだからといってそこから逃げてばかりいては大成はしません。自分が思い描く夢を掴むため、今出来ることに精一杯取り組む。ここでの授業を通して、そうした強い心を持った大人になっていってくれればと思っています。

※上記記事は2012.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。