クアドリモーター(外車修理全般) 粟木 正視 代表 MASASHI AWAKI
日本車メーカーの整備士として数年研鑽を積み、その後、輸入車専門の整備工場で数十年勤務した後にクアドリモーターを設立。
日本車メーカーの整備士として数年研鑽を積み、その後、輸入車専門の整備工場で数十年勤務した後にクアドリモーターを設立。
機械いじりが好きだったからということに尽きますね。中学の時の自転車から始まって、高校生になってバイクをいじるようになり、それから今度は就職したディーラーでクルマをいじるようになったという感じです。ディーラーの後は“お抱え”をやったんだけど、それは面白かったですね。お抱えっていうのは、個人でクルマを沢山持ってるコレクターの人がいるでしょ、その専属のメカニックってこと。私がお抱えになった人ってのは二百何十台ってクルマを持ってたから、自分だけじゃなく板金屋と塗装屋も専属で抱えていました。
すごかったねえ。本当になんでもあった、F1とかも置いてあったからね(笑)。そこでの経験が今に活かされてるとは思うんだけど、本当、夢のような10年間だったと思うし、毎日が幸せだったと今にして思いますね。
1996年に外車サポートガレージ『クアドリモーター』とし独立しました。クルマのことで何かお困りのことがあれば是非当社にお任せ下さい。
このお店の売りとなるとやはり、勘に頼らず診断機器を使って的確に故障個所を修理するということだと思ってます。昔のクルマはコンピューターが中に組み込まれてないから大体「これはこうだな」と見当をつけることが出来たんです。ところが今はそうじゃない。場合によってはドアの1個ずつにコンピューターが入ってるから診断機器を上手に使いこなす必要があるんです。これを勘と経験だけに頼れば分解修理ではなくて、それこそユニットをごっそり交換っていうことになっちゃうんですね。
ある意味昔のクルマより故障の判断がしやすいってことになるんだけど、たまに「だまされちゃう」から気をつけないといけない部分があります。
ショートテストと言って診断機器で全箇所をチェック出来るんだけど、その段階ではどこにも異常が見られないということがよくあるんです。でも、どっかが確実におかしい。そしたら今度は個別に詳細に見ていって故障を見つけていくわけです。
ハイテク化の陥穽というのか、落とし穴があるんですね。勘だけに頼るのも駄目だし、かといって診断機器を鵜呑みにしても駄目。要はポイントを押さえて気をつけて診ていくっていうのが重要かなと思います。
誰にも負けない技術があるとか、そんな風なプライドは持ってないですね。例えば1つトラブルがあったとして、それを直す方法は幾通りもあるんですよ。最終的にたどり着く場所は同じでも、そこ至る道っていうのは人によって違う。トラブルが複雑になればなるほどそうだね。
何か部品がないとして、それを注文し取り替えてしまうのも1つの方法だし、「これ合うんじゃない」と思って手持ちのモノを加工して補うのも1つの方法だと思うんです。ま、私のやり方は常連のお客様には「やっつけ仕事、上手いなあ」って言われることもしばしばなんだけどね(笑)。
偉そうに「勉強してます」って言うつもりはないけど、新しいクルマが出るたんびにチェックは欠かせないんです。それをやってたらつまらないプライドを持つ暇なんてないかなと思いますね。
お客様のクルマを見る時に注意することは色々あるけど、タイヤを見ることはしてますね。減り具合とか、そんなところね。あと、実際にクルマに乗った時に「あ、この人はこんな風な乗り方をしてるんだな」ってわかる時はあります。同じ種類のクルマでも誰がどう使ったかによって受ける感覚は全然違うんですよ。整備については専門の目とある程度の経験が必要なことだとは思うけども、ことクルマを見るってことについては一般の方にも通じる部分があると思います。
例えばクルマを買うとしましょう。そしたら同じクルマを何台か見るんです。すると目が慣れてきてクルマとクルマの違いが見えてくる。「こっちはこうだけど、あっちはこうだな」っていう風にね。
この感覚というのは一般の人であろうが専門であろうが同じこと。なんであれ、とにかく「クルマを見る」ということが大事だと思いますね。
外車サポートガレージ『クアドリモーター』では経験だけに依らず、診断機器を使用し的確に故障箇所を発見して確実に修理をおこなうことで、お客様にとって不利益にならないサービスとなるよう努めています。欧州車、米国車の修理・整備・車検・点検はどうぞお任せください。皆様のお越しをお待ちしています。
※上記記事は2012.3に取材したものです。
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