センター北駅から徒歩10分弱、横浜市歴史博物館の野外施設として、国指定史跡である大塚・歳勝土遺跡の竪穴式住居や方形周溝墓を復元整備した公園、「大塚・歳勝土遺跡公園」があります。ショッピングモールのノースポート前の道路を渡った林の中にあります。この公園には江戸時代の旧家を移築した都筑民家園や、工房、広場などもあります。 大塚・歳勝土遺跡という呼び名は、弥生時代中期を中心とする大規模な環壕集落の大塚遺跡と、隣接する方形周溝墓群の歳勝土遺跡との総称からつけられており1965(昭和40)年、横浜北部を流れる鶴見川の支流、早淵川流域を中心に港北ニュータウン計画が持ち上がり、遺跡の発掘調査が始まったそうです。
歴史博物館から延びた陸橋を渡ると公園の案内が見えます。そして竹林のある遊歩道を歩いていくと一気に青々とした芝生のある広場に出ます。そこでは、シートを引いてのんびりと過ごす親子連れのグループや思い思いにバトミントンや鬼ごっこなどで遊ぶ子供たちの姿が見られます。その芝生の広場の一角にこんもりと土が盛っている場所は方形周溝墓だそうで、大塚遺跡で暮らした人の墓地だそうです。ここでは小学校の高学年くらいのお子さんとお母さんが歴史の勉強にと遺跡を見ながらメモを取る姿も見られました。
大塚遺跡と書かれ木の柵で仕切られた中に入っていくとまるで昔の集落にいるかの様な錯覚に陥る歴史の教科書で見たことのある藁葺きで出来た竪穴式住居や高床式倉庫があります。私達が訪れた時、ちょうどガイドさんが説明されていたところでした。隣にいたわが子が初めて見るこのような風景や住居についてあれやこれや私に質問するので、歴史をこれから勉強するのにこれは正しく説明しないといけないなと思っていたところでしたので、今度来るときはガイドさんにしっかりと案内していただくのがいいなと思いました。
そして、そこから少し行くと「都筑民家園」があります。旧長沢家住宅と書かれたこの古民家では年中様々な催しが行われています。家の中にはかまどや囲炉裏など当時の物が置いてあり、遊びやお散歩で疲れたらゆったりと休憩することもできます。この公園の周りは開発が進みショッピングモールやおしゃれなお店が立ち並び、古民家や遺跡の向こうにはマンション郡が顔を出している不思議な一角です。
歴史を感じるこの公園、社会学習で訪れるのはもちろん、広々とした気持ちの良い場所があちらこちらにあるのでぜひお天気の良い日にはお弁当を持参でやってきてピクニックするのにもぜひおススメの公園です。
※上記記事は都筑区.jpスタッフにより取材掲載されたものです。
個人の主観的な評価や情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
INFORMATION
大塚・歳勝土遺跡公園 | ||
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所在地 | 横浜市都筑区大棚西1 | |
最寄駅 |
センター北駅 徒歩6分
センター南駅 徒歩11分 北山田駅 約1.9km |
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駐車場 | 無 | |
営業時間 | 入園自由/通年 | |
定休日 | 対象外 |
MAP
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