小林 道子 先生（MICHIKO DANCE＆MUSICAL SCHOOL)のインタビュー

この道を志したきっかけや、開校までの経緯を教えてください。

3歳の時に母が、森田真弘、益代氏の森田ダンススクールに入れてくれたことをきっかけに、その後ずっとダンスを続けてきました。本当は大学に進学し仕事をして、世間をある程度知ってからダンスの道に進もうと思っていました。ところが、東京に初めてきた時に、『こういう世界は若いうちからやっていかないと‥』と言われて、大学進学を辞めて森田守恒氏の内弟子となりました。その決断をした時にサポートして応援してくれた母には本当に感謝しています。
その後はダンサー、ダンス講師を努め、オペラやミュージカルなど様々な作品に出演させていただきました。
2000年にモザイクモールで「リトル★キッズダンス」を開校し、翌年から港北カルチャーセンターで子供（キッズ）と大人のJAZZDANCEクラスを指導したりもしていました。その後、舞台、ミュージカルを目指す子供の為の「MICHIKOキッズ＆ジュニアミュージカルスクール」を開校しました。

スクールを開校しようと思われた理由をお聞かせください。

もともと、森田先生のところで、20代前半頃から子供クラスの講師として教えていました。当時は自分がパフォーマンスすることのほうが好きで、教えることはそんなに好きな方ではなかったんです（笑）。売れない頃はユニットを組んで踊ってみたり、仲間とパフォーマンスをしたり、比較的遅咲きだったんですよ。オーディションに合格して仕事をいただくようになった頃、子供を授かったんです。周りからは『ダンサーとして油がのっているこの時期に何故？』と言われましたけど（笑）。
出産を期に一度お休みをいただき、復帰後は横浜と師匠のスタジオで子供のクラスを両立していました。そのうちに教えることの楽しさや面白さが強くなり、師匠のところに「横浜で子供達だけのミュージカルをやらせてほしい」と頼みにいったんです。師匠も快諾してくださり、本格的に指導するようになりました。
横浜のクラスをスタートした頃、都筑区の文化祭に子供達が出演したことがあって、会を重ねる度に「ちゃんと自分の発表会をやらなきゃ！スタジオ持たなきゃ！じっくり作品を作りたい！」という思いが強くなっていったんです。そして子供達がレッスンもリハーサルも十分練習できる環境が必要だと思いました。そのうちに、スクールの子供達にテレビや舞台の仕事が来るようになり、今度はそれを見た方から連絡がきて‥とたくさんオファーがくるようになったんです。そこできちんとスタジオを構えることになりました。
一つ一つが人とのご縁でここまでつながってきているんですよね。本当につながりは大事だなと実感しています。

ミチコ先生が子供達を教える時の楽しさとは何ですか？

子供達は本当にすごいんですよ！成長の早さには本当に驚かされます。教えた子が、夢をかなえたり、踊りを通して元気になった、楽しくなったと聞くと、本当に嬉しくなります。テレビの仕事などは少しのリハーサルですぐ本番。ステージのように何度もリハーサルや練習をしないんです。そういう経験を一度すると、それをきちんと体で習得してすごい集中力を発揮したりするんですよ。
また、うちのスクールでは、発表会でステージの立ち位置を上手かどうかでは決めないんです。「継続は力なり」。どの子供も好きなことを継続して頑張っていくことで、必ず伸びてきます。楽しみながら頑張っている子供達の笑顔を見るたびに教えられて幸せだなぁと感じます。

インストラクターとして、子供達を教える講師として、子供達に何を学んでほしいと思っていらっしゃいますか？

ダンスやミュージカルのパフォーマンスはもちろんですが、それ以前に覚えてほしいことは、「きちんとあいさつをすること」ですね。「こんにちわ」「ありがとうございました」と、大きな声で挨拶すること。話をする時に相手の目を見て聞く、話す。それは人として当たり前のこと。だからこそ、あえて厳しく子供達には教えています。それはインストラクターとしてというより、大人としての責任かもしれませんね。
当たり前のことがいかに大切なことなのかを意識させるようにしています。

最後にダンスを習わせたいと検討している親御さんへメッセージをお願いします。

運動音痴だから‥、へたくそだから‥と諦めずに、冒険してみたい、子供に冒険させてみたいと思われる方は、ぜひ足を運んでみてください。 子供達の見えない才能を引き出してくれる講師陣がお待ちしております。
また、スタジオの最新情報などはブログで紹介しております。興味のある方は是非ご覧下さい。

※上記記事は2009.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。