芝田 和男 室長（英語教室・学習塾　PFアカデミー センター南校)のインタビュー

いわゆる野球少年で、都会に出て一人暮らしをするのを楽しみに勉強していました

いわゆる野球少年で、とても田舎に住んでおりましたので、都会に出て一人暮らしをするというのが夢でした。高校までというのは、合格するという目標はあっても、何故その大学に行きたいか、将来はこうなりたいなどは特になく、当たり前に大学へ行くと思っていました。人生に対して何も深く考えていませんでした。ですが、大学へ進学して上京し、一人で生活を始め、友達との出会いにより、なんて自分は幼くて精神的に未熟なんだろうと気づかされました。 社会や将来を考える良いきっかけになり、素晴らしい時間を過ごすことができました。そういったことから、高校までの18年間より大学4年間の方がずっと内容が濃くて 素晴らしい時間だったと思います。大学卒業後、その頃はバブルの時代で売り手市場でしたので、正直なところ甘い考えをもっており、就職はしましたが次第に疑問に思うようになり、転職をしました。その後某有名予備校で 15年ぐらい勤めた後 、こちらのPFアカデミーセンター南校を任せていただき、今に至ります。

週1回月4回で3000円⁉お母さんの英語教室

PFアカデミーは自由が丘が本校です。こちらのセンター南校は二つ目にできた教室で、お母さんの英語というのをやっているのが特徴です。月曜日から土曜日まで 週1回月4回授業を受けて3000円です 。安すぎて、怪しいのではと思ってしまう方も結構いるようですが、決して怪しくはありません (笑)。でもお母さんがたくさん来てくれるので、いわゆる英会話学校とは違うと思います。外国人の先生がいて、いきなり喋ると言っても喋れないですよね。こちらでは、文法の授業やリスニングの授業があり、とにかくたくさん講座があって自由に選ぶことができます。英語は続けないとどうにもならないので、続けられる仕組みというのを大切にしており、安さはもちろん、授業の振り替えも自由な方が通いやすいですから、違うコースの授業でも振りかえ可能になっています。入会金もありません。一括でお月謝を払うような決まりもありませんから、月単位でお月謝を払っていただくというだけなので、気軽に始められるところが最大の特色だと思います。

お母さんの口コミで塾に通い始める子供たち

お母さんの英語教室については少し宣伝をしていますが、学習塾の方は、口コミで生徒さんが広がっています。普通、塾って子供が先に始めて、年に一回とか決まった時期に三者面談とか、お母さんとの面談とかがありますよね。ここは、先にお母さんが英語教室に入られて、知り合いになって、 お母さんがここを気に入ってくれてお子さんを預けてくださるというパターンが多いのです。お母さん自身の口コミでお子さんが入るので、わざわざ面談などする必要がないですし、 我々も気心が知れていてやりやすいです。 すんなりと、もう任せてくださいというところが普通の塾とは違うところなので、お母様としても話しやすいのではないかと思います。一週間に一回来られますので、その時にお子さんの話も自然にできますから、それがとても良い関係を生んでいると思います。こちらもお母さんの授業で偉そうに先生をしておりますので(笑)、お子さんの成績が伸びなかったら大変なのです。ですから、そのプレッシャーもあり、お子さんの勉強も頑張らないとというモチベーションアップになります。そこがうまく機能しているのではと思います。

大学受験を越えて

最近は、大学受験も 仕組みが変わってきているというのがあり、 AO 入試で合格するためにはどのような能力がいるのか、また、勉強以外でどういうフォローができるかなど、新たな課題が次々に出てきます。その課題を一つ一つ一緒に乗り越えながら、ここに通ってくれて大学生になった子たちがいます。そして就職活動の時に、一般常識と SPI という試験があるのですが、その対策や、模擬面接をして欲しいなど、再びここを訪ねて来てくれたりするのです。一つの枠として勉強しているということではなくて、たまたまお母さんが来てくれていたので、そのお子さんがここに通うことになり、その子がうまく大学に合格して就職活動にもちょっとお手伝いできる。そして更にその子たちが就職しても 、まだお付き合いができるという、一生もののお付き合いができるというのは喜びです 。もしかしたら最初はお母さんも半信半疑でここに来られたと思うのですが、大学受験や、ご主人も一緒にTOEIC対策など、本当にご家族皆様でというパターンもあり、それは普通の塾では絶対に出来ないことなので、ありがたいと思います。

まだまだ、広がり続けます

お母さんの英語教室も13年になると、一番上の方では70歳を超えている方がいらっしゃいます。ちょっと高齢の方が多い私のクラスでは、体調が優れない時もあると思いますが毎週来てくれて、授業が終わった後に「先生元気になりましたよ」と言ってくださる方がいらっしゃる。その授業は、とても笑いの多いクラスなんですが、英語を材料として皆さんが元気になったり、頭がすごく働いているのがわかる。そういう風に反応していただくことも、とても嬉しいです。 この先日本はもっと高齢化していきますから、高齢の方が元気になるというような、そういう英語教室になっていければいいなと思います。 奥様とご主人、お子さんとお孫さん、おじいちゃまおばあちゃまも含めて、オールラウンドな学びの場であればということです。最近はリタイアした男性の方などが来てくださっています。本当に全くご縁のなかった人たちが、ここで授業を受けてお友達になって一緒に海外旅行をしている、そんなお話がもっともっと聞けるようになったら嬉しいです 。

※上記記事は2018年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。