宮崎 福子 代表（みやざきワンダースクール)のインタビュー

みやざきワンダースクールが現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

札幌で10年進学塾を経営して居りました。この都筑区は若いお母様方、とりわけ働くお母さんが多い地域です。これまでの経験を活かしながら、なにかこの地域に貢献出来る事はないかと考え、「学習と学童保育」その両方を融合させた、チャイルド、ケア、サービスみやざきワンダースクールの誕生でした。幸い目の前が安全で遊べる広い公園がある点も魅力の一つです。2002年の開校ですから、学習プラス学童保育の先駆けだと思います。

みやざきワンダースクールの概要とその特徴についてお話しください。

当スクールは学校の教科進度に合わせた、カリキュラムと組んで居りますが、毎日の予習・復習・宿題など学習訓練、基礎学力の充実ですね。学習時間は2時間をとり、一般教科に加え、絵画・習字・英会話は専門講師が指導にあたって居ります。急な延長も、夜の食事も対応できるようになっています。しっかりと勉強をみてもらえる。それにまして安心して預けていられる。と云う事です。
子供達は、帰ったらオヤツが待っている、「ただいまー」と云ったら「お帰りなさい」とお母さんに変り、迎える家庭的で暖かな雰囲気が自慢です。

縁先生にお伺いします。こちらでの生活を通じて、子ども達に何を学んでいって欲しいと思われていますか？

【縁 先生】私は主に高学年を担当し、国語、算数、理科、社会の一般科目を見ています。こちらで学習することによって毎日の学習習慣と、「学校で困らない」学力を身につけて欲しいと思っています。
そして基礎学力を固めた上で応用発展問題にもチャレンジできるように指導しています。
また、ワンダースクールには、1年生から6年生までが在籍しており大きな家族のような環境です。
大勢の中で、コミュニケーションのとり方や様々な社会のルールを学び、人を思いやる心を育んでもらいたいと思っています。

早苗先生と亜依先生にお伺いします。指導をされる際、どんなことを心掛けておられますか？

【宮嵜 早苗 先生】私は絵画と書道の芸術分野を担当しています。
学校の指導要網に沿った基本的な指導を進めていきながら、季節を表す字を書いたり、中学に行っても活かせる、デッサン、立体作品の制作など応用力を磨ける指導もしています。
学校の授業では、子どもたち一人一人に細かな指導をおこなうのは難しいものがあります。
その点、マンツーマンに近い形でおこなう「ワンダースクール」の指導は、対話をしながら、子どもたちがイメージしているものをより広げることが出来ます。
形をとるのが苦手な子でも、色遣いがとてもキレイな子もいたりと、千差万別です。子どもたちが持っている良いところを褒めながら自信をつけてあげられる。楽しい授業を心掛けています。

【宮崎 亜依 先生】
主に低学年を担当しています。「学習への興味を持たせたい」「出来る喜びを感じてもらいたい」と考えながら個性に合わせた指導を心掛け、子供達と接しています。

最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。

『みやざきワンダースクール』では連絡帳を仲立ちに親御さん達と密に連絡をとっています。連絡帳を通して学校での様子もわかる部分がありますので、そうした点も気づいたところをお伝えするようにしてます。
最初に子ども達を預かったときに愕然としたのが、子ども達が目と目を合わせて話をしないということでした。お絵描きをし“ながら”、テレビを観“ながら”、殆どが『ながら・・・』の会話なんですね。
私どもは「よく見える目、よく聞こえる耳、よく感じる心」をコンセプトに子ども達を見ています。目を見て話すことでしか、相手の気持ちを思いやれる心は育たないと思うんです。
勉強はもちろん大切ですが、ここでの時間を通して、人としての大事なものを育んでいくお手伝いをさえていただきたいと考えています。

※上記記事は2012.3に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。