インタビュー/セレモ マイホール都筑 センター南斎場

セレモ マイホール都筑  センター南斎場 安西 隆 統括責任者

セレモ マイホール都筑 センター南斎場安西 隆 統括責任者

人々の想いに寄り添い、悔いの残らぬ葬儀をさせていただくける人でありたい

『セレモマイホール横浜』は、25年前に私の親が営んでいた印刷屋の新規事業としてひょんなことから生まれました。バブルが終わって間もないころでしたので、まだ世間が気分的にはイケイケだったのでしょうか、お葬式屋さんがちょくちょく会葬礼状の印刷の依頼に来られているのを見て、「これはビジネスになる」と私の親は葬儀社をやってみようということになります。しかし、実務をする人間がいない、そうであれば息子の私にやらせればいいと、そのような勢いで実務の責任者は私ということになり、葬儀の事業が始まりました。当時、私は26歳、ベンチャー系のフランチャイズ支援コンサルティングをする会社にいたこともあり、ビジネスとしてこの事業は多店舗化するのに適していると考えていました。
ところが、いざその場に身を置いてみますと、この仕事はそのような心持ちではまったく務まらない、工業製品のように歩留まりが90%あれば上々ということではなく、承るすべての仕事の歩留まりが100%、つまりすべてのお客に満足していただけるような姿勢で仕事をせずには務まらないということに気付けました。
葬儀は人の「生き死にに触れる崇高な場面であるのに、事業として行う葬儀はどうしても効率を高め営利を増やすことを求めすぎてしまいます。 仕方のない部分ではあるのですけれど、本来の葬儀のありかたとビジネスとしての葬儀が相反するものとなってしまうのです。
その矛盾をかかえながら、社会事業の1つとして葬儀という事業を継続させるためにどうすればよいかを悩み、気付いてみれば25年の月日が流れておりました。

後ろ指をさされない「葬儀社」であろう

25年という月日の中で、これまで延べ2千名を越える方々をお送りしてきました。今はネットのおかげもあり、お客様が事前に費用や葬儀の内容について多くの情報を入手することができるようになっています。しかし、私が起業した当時は葬儀屋と言えば、「ぼったくり」、「怖い」という業界全体に対する負のイメージが定着し、社会的な地位の低い人がする仕事という感じでした。 ですから、そうした印象を払拭させるために、どうしてそう思わせてしまうのかをしっかり分析し、「親しみやすさ」「明朗な会計」「人材教育の徹底といったことをしっかり行ってきたつもりです。結果として、25年間存続していますのでその考えは正しかったと言えるのではないでしょうか。
抽象的な言い方になりますけれども、いつも「優しい葬儀屋さん」であろうとした方向性が間違っていなかったことはとてもうれしく思います。葬儀の場面というのは、心の平穏が人生で最も乱されるときです。そのとき、お客様に対し自分の考えばかりを強要するような葬儀社の社員がいたらいかがでしょうか?
十人十色、本当にいろいろな思いを持たれる方がいらっしゃるにもかかわらず、そんな対応をしてしまうのであればそれは独りよがりとしか言いようがありません。
私たちはそうしたことがないように、一期一会の出会いに感謝し、私たちの持てる力のすべてを注ぎ、お客様の心に寄り添って対応していくということを心がけて参りました。それが、お客様に受け入れられ、心地よくお過ごしになられ、葬儀が終わったあとも自然にお付き合いできるようになれば、それに勝る喜びはないと考えています。

お客様の心に寄り添える式を実現するために

では、お客様に安心して葬儀をお任せいただくために、具体的にどのようなことを心がけているかについて少しご説明いたします。一例として、当社ではお打ち合わせから式の施工、そしてご集金に至るまで基本的に一人の社員が担当いたします。葬儀社によっては打ち合わせをする方と施工する人員が分かれることがありますが、実は深い心痛のなかにあるお客様が何人もの葬儀社の社員と意思を通わせなければならないというのは、大変ストレスがかかることなのです。言いづらかったけれど何とか担当者Aさんに希望を伝えたのに、担当がBさんに代わったら何も伝わっていなかった、あるいは、やることはやってくれたけれどベルトコンベアーに乗せられているようで冷たい感じがしたということが多々起きてしまいがちです。 そうしたことが起きないように、1人の担当者に仕事を遂行させるとともに、当社の職員には知識をひけらかさないように気を付けさせています。当然、当社の職員はみな一級葬祭ディレクターですので、一般の方に比べれば葬儀の分野についてはよほど詳しいのは確かです。しかし、故人様をどのようにお送りしたいかという思いはお客様のものであり、私たちに決められることではありません。私たちは黒子としてお客様が困惑することなく、思うような式を実現させるためのお手伝いをするという立場に徹するべきだと考えています。もちろんスキルは大切ですけれどもそればかりではなく、そのお客様のために100%の力を出そうと努力するその必死さこそお客様の心に響くのではないでしょうか。ですから、一般の会社のように何をどれだけ売ったかということはさして重要なことではありません。一生懸命にお客様のためになろうという偽りのない姿勢こそ、葬儀本来のあり方にとってはとても大切なことだと考えています。

葬儀が人と人をつないでいく

今は家族葬が主流となってきており、葬儀の形式や規模もひと昔前とは随分と変わってきました。その中にあって今も昔も変わらないことがあります。それは、お葬式というものは故人を通してご家族と親戚、そして故人との関わりを持った方々との最後のけじめであり、故人亡きあとの新たな生活の出発点となる役割を担っているということです。私は家族葬であっても、ご家族にできるだけ多くの方々にご案内を出されるようお勧めしています。故人はご家族との“顔”、ご親戚との“顔”、仕事上の“顔”、ご友人との“顔”など、それぞれに違った関係を持たれてきました。それなのに、せっかくの最後のお別れである葬儀を家族だけで執り行うという美辞のもと、他の方々との関係を一方的に断ち切ってしまってよいのだろうかと不安を覚えるのです。もちろん無理にと言うわけではありませんが、金銭的なことであれば、会葬者をお招きした際に頂戴するお香典は、葬儀実質負担額を軽くしてくれます。また、「よく知らない人に会葬されるのが面倒」と思われることがあるかもしれませんが、家族の知らない関係性の中での故人の姿を知ることができる実はまたとないチャンスでもあるのです。現実に「こんな付き合いもあったんだ」と、その充実した故人の生き様を知り、救われた心持ちでお喜びになるお客様も大勢いらっしゃいます。
私の提案が差し出がましいことは重々承知しておりますが(苦笑)、一生に一回の大切なお式だからこそ、家族という一面だけで故人の生き様を考えないようにしていただけたらと思っています。

地域の方へのメッセージ

葬儀は一生に一度のことですから、ぜひいくつかの葬儀社に足を運び、事前にしっかりと話を伺っていただければと思います。たとえば、家を建てる時、モデルハウスを一つだけ見て、それで建設会社をお決めになる方はまずいらっしゃいませんよね。「葬儀社」とひとくくりにされてしまいがちですけれども、考え方や経営方スタイルには大きな違いがあります。ですから、葬儀社も同様で、訪れた時の対応ですとか、雰囲気、もちろん価格も含めて自分がイザという場面になったときに不安を感じる点をしっかり確認しておいていただきたいのです。 そうしたことを踏まえ、信頼できそうな葬儀社を、もちろん私たちセレモマイホールも含め(笑)、目星をつけておかれることをお勧めいたします。
※上記記事は2019年11月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

セレモ マイホール都筑  センター南斎場 安西 隆 統括責任者

セレモ マイホール都筑 センター南斎場 TAKASHI ANZAI

セレモ マイホール都筑 センター南斎場 安西 隆 統括責任者 TAKASHI ANZAI

  • 好きな映画: 『ザ・グレイテスト・ショーマン』
  • 好きな音楽: クラシックからポップスまで幅広く
  • 好きな場所: 横浜
  • 座右の銘: 為せば成る
  • 出身地: 神奈川県
  • 資格: 1級葬祭ディレクター・AFPファイナンシャルプランナー・宅地建物取引者主任
  • 趣味: 読書
  • 好きな作家: 佐伯啓思、内田樹、田坂広志

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