栗山 院長 & 臼谷 副院長(カイロプラクティック総癒館)のインタビュー

カイロプラクティック総癒館 栗山 院長 & 臼谷 副院長

カイロプラクティック総癒館 栗山 院長 & 臼谷 副院長 DAISUKE KURIYAMA & NORIKO USUTANI

お二人がこの職業を志したきかっけをお聞かせください。

【栗山大輔 院長】役者をやっていたんです。劇団飛行船ってご存知でしょうか。子ども向けのぬいぐるみ人形劇を主催する劇団なんですが、僕と臼谷はそこの同僚でした。重い衣装を着たりして何かと身体的な負担の多い仕事で、二人とも常に身体に不調を抱えていました。
僕の場合は、役者をやる前に静岡でサラリーマンをしていたことがあるんです。その時の後輩に会社を辞めてカイロプラクターになった人がいました。5、6年前(2010年現在)のことになりますが、その後輩に偶然街で出会ったんです。慢性的な腰の痛みを抱えていた僕はその時初めて、カイロプラクティックの治療というものを体験しました。
驚きでした。あれだけつらかった腰の痛みが後輩に指導を受けた運動を続けていくうちに序々に消えていって…。その効果にも驚いたんですが、また後輩がいい顔をしていたんです。それこそ会社にいた時には見たことがないような(笑)。充実感のある後輩の姿を見て、僕もいつかそういう仕事をしたいなと思うようになりました。

【臼谷憲子 副院長】
劇団に入ったのは二十歳を過ぎてすぐのことでしたから、10年以上役者をやっていたことになります。
首が痛い。腰が痛い。常に身体のどこかに痛みを抱えていて、整骨に整体、マッサージ、とにかく様々な治療院へ行っていました。
治療を受けてその場では楽になるんですよね。ただ、それがまたぶり返してしまう。カイロプラクティックの先生に初めて診察を受けた時に、「とにかくひどい身体をしてるね」と言われたんです(苦笑)。それに「身体を治すのは最後は自分なんだよ」とも。その時に自分で出来る身体のケアの方法を教えていただいたんです。
だんだん症状が改善していくのを自分で感じるうちに、こういうお仕事ができたらいいなとそう思うようになりました。

カイロプラクティックについてお聞かせください。

【栗山大輔 院長】カイロプラクティックとはそもそもアメリカで発祥した治療法です。西洋医学との比較で科学的な証明を強く求められて発展していった経緯がありますので、客観的な評価に基づく治療法であると言えると思います。日本では民間療法のカテゴリーに入りますが、アメリカでは医学と見なされていますね。
カイロプラクティックの特徴としては単に治療で終わらないということが挙げられると思います。
食べる、寝る、動く。これを人間の生活習慣の3大要素と呼びますが、施術をして終わりではなくて、それ以外の部分、生活習慣の改善についてアドバイスをしていくところがカイロプラクティックの大きな特徴の一つです。

アメリカにテキサスカイロプラクティック大学という学校があります。ここは安全で効果のある最新の技術を常に研究しているところなんですが、そこと提携関係にある日本カイロプラクティック連合会で技術を学んで資格をとりました。そこからインターンとして研修を受けるんですが、その研修を受けた治療院がいまの治療院なんです。
当時は別の院長がいらっしゃいまして、僕らはその先生のもとで研修を続けていたんですが、2010年4月に先生が地元の福井に帰られることになって、僕が院長となり、当院も新しいスタートを切ることになりました。

総癒館のコンセプトについてお聞かせください。

【栗山大輔 院長】患者さんの状態を正確に把握して、その場で出来得る限りの施術をおこなうというのは当然なんですが、重要なことはむしろその後にあります。
慢性的な身体の不調、肩こりや首の痛み等は骨盤の歪みが原因であることが多いんですが、施術によって骨盤の歪みを正すことが根本的な解決とはならないんです。
その歪みがどこから生じるのか。無理な姿勢で寝ている、利き腕だけで荷物を持つ、運動不足。普段の生活習慣を改善することが根本的な解決への唯一の方法になると考えています。

痛みをすぐに取り除きたいという患者さんの願いは僕たちも自らの経験から痛いほどわかりますが、ここで終わりではないんですよ、むしろこれからの身体のケアこそが重要なんですよということをお伝えしていきたいと思っています。

【臼谷憲子 副院長】
極論を言いますと、患者さんが頻繁にここに通わなくてもいい身体になっていただきたいんです。当院がお伝えする運動療法や生活習慣の改善の方法を実際の生活の中に取り入れていただいて、序々に健康な身体を取り戻してほしいんです。
月に一回とか、メンテナンスとして、定期検診のようなカタチで当院をご利用いただく。それがベストだと思うんですね。

【栗山大輔 院長】
専門の運動器具を当院でも扱っておりますが、まずは気軽に身近にあるもので運動を始められるようにと健康講座を開いております。
また、この近辺の飲食店さんのご協力をいただき、治療院以外の場所での講座もゆくゆくは開設していきたいと考えています。
カイロプラクティックはその場での施術に終わるものではありません。日頃からの皆様の健康をサポートするお手伝いをさせていただければと思っています。

患者さんと接して嬉しかったことについてお聞かせください。

【臼谷憲子 副院長】首を少し動かすと痛くてたまらないという患者さんがいらっしゃったんですが、その方にこういう運動をやってみてくださいとお伝えしたんです。1週間が経ってご本人が再院されて「痛くないんだよ。身体って変わるんだね」と仰っていただいたことがありました。
最初の頃は経験が浅いということもあり、その場の施術以外の部分をお伝えするということが難しかったんです。
患者さんが私が伝えたことを理解して、実践してくださった。痛くなくなったよというご本人の笑顔と一緒にそのことが非常に嬉しかったですね。

最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。

虫歯が痛くなって歯医者さんに治療してもらって、「あ、痛くなくなった。じゃあもう歯は磨かなくていいや」という人っていないですよね。でも、身体って案外そうじゃないんです。楽になったから、家に帰れば食べたいものを食べて、夜更かしをする。一旦治療して完治したとしても歯を磨かなければ虫歯になります。身体もそうなんです。楽になった状態を維持するために身体の歯磨きをする必要がある。
このやり方だとキレイに、面倒なく磨けますよという方法、アドバイスを差していただければと思っています。

10年後、20年後に健康な身体でいるためには、いまの状態を維持する、予防のためのケアをするということが大事だと思うんです。将来へ向けての自分への投資ですね。
患者さんの身体を健康な方向にもっていくため、患者さんと二人三脚で進んでいければと思っています。

※上記記事は2010.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

カイロプラクティック総癒館 栗山 院長 & 臼谷 副院長

カイロプラクティック総癒館栗山 院長 & 臼谷 副院長 DAISUKE KURIYAMA & NORIKO USUTANI

カイロプラクティック総癒館 栗山 院長 & 臼谷 副院長 DAISUKE KURIYAMA & NORIKO USUTANI

  • 好きな本・愛読書: [栗山院長]クルマ雑誌 [臼谷副院長]モモちゃんとアカネちゃん
  • 好きな映画: [栗山院長]デヴィッド・フィンチャー監督作品 [臼谷副院長]ディズニー・ピクサー映画/初恋のきた道
  • 好きな言葉・座右の銘: [栗山院長]夢は現実の苗木である。 [臼谷副院長]最善の努力をしよう。それは努力をしないよりはるかに良い結果を得られるはず。
  • 好きな音楽・アーティスト: [栗山院長]坂本龍一 [臼谷副院長]マイケル・ジャクソン
  • 好きな場所・観光地: [栗山院長]伊豆 [臼谷副院長]沖縄(南国の海)
  • 生年月日: [栗山院長]1975年5月28日 [臼谷副院長]1976年1月14日
  • 出身地: [栗山院長]北海道 [臼谷副院長]神奈川県
  • 血液型: [栗山院長]A型 [臼谷副院長]O型
  • 趣味・特技: [栗山院長]ドライブ [臼谷副院長]シュノーケル

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