浅川 麻美 院長&剛吉 先生(ファミーユこども歯科)のインタビュー

ファミーユこども歯科 浅川 麻美 院長&剛吉 先生

ファミーユこども歯科 浅川 麻美 院長&剛吉 先生 ASAMI ASAKAWA & TAKEYOSHI

昭和大学 歯学部 卒業後、5年間大学病院で小児歯科専門医として、臨床、教育、研究に従事し、その後、小児歯科専門医院にて研鑽を積んで現在のファミーユこども歯科を開院

将来を担う子どものための小児歯科専門のクリニック

[麻美院長]小さい頃から病院通いが多く、小児科や歯科を受診する中で、医療の世界に憧れを持つようになりました。歯科医はたくさんの方と接することのできる仕事の一つで、手に職をつけて女性でも長く働いていけると感じ、昭和大学歯学部へ進みました。卒業後、同大学小児歯科に入局。他科では大人の疾患に対する治療や悪化してしまった状態へのアプローチがメインになりますが、唯一小児歯科は疾患にかかっていない状態で予防からスタートすることができます。歯科医としてお子様の成長に関わることができるということにも魅力を感じました。数年間医局で勉強をしながら臨床経験を積み、同じく小児歯科出身で先輩にあたる夫と共に岩手医科大学病院で数年間教員を務めました。その後、東京に戻ったタイミングで大学を退職し、小児歯科専門医として勤務を続け、2019年11月、センター南駅近くにファミーユこども歯科を開院し、院長に就任。都筑区は若いご家族や子供が多く、小児歯科のニーズがあると感じ開院を決意しました。駅周辺の雰囲気が良くとても気に入っています。

[剛吉先生]
幼少期は、喘息をはじめ、命に関わるような病気をしては入院をする病弱な子供でしたので、優しく頼りになる医師に助けてもらったことが医療の道を目指すきっかけになりました。昭和大学歯学部卒業後、同大学小児歯科に入局。私が学生だった頃は子どもの8割以上が虫歯で、臨床実習で口腔内を見て唖然とした記憶があります。治療を必要とする子供が多く、治療をするにしても待機せざるを得ない状況でしたので、歳を重ねても自分の歯を残せるように、何とかしたいという思いから小児歯科へ進みました。4年間医局で経験を積み、岩手医科大学病院で10年間教員として務め、2014年に東京に戻り、昭和大学のスペシャルニーズセンター(障がい者歯科)の立ち上げに携わりました。障がい者は一般の歯科治療を受けられないケースが多くニーズの高さを肌で感じました。横浜市福祉センターでも障がい児・障がい者への歯科治療に従事し、当院では小児歯科治療と指導をおこなっています。横浜市福祉保健センターとのネットワーク、横浜市や都筑区の先生方との連携をおこない、同じく長く小児歯科に携わってきた院長であり妻と共に子供たちの歯科診療に貢献していきたいと思います。

治療だけでなく、食育指導や口腔機能の向上をサポート

[麻美院長]当院では、小児歯科を中心に、一般歯科もおこなっています。基本的にはお子様への診療がメインになりますが、お子様がいらっしゃってなかなか歯科に通えないという親御さんは多く、ご希望があればお子様の通院時に親御さんのお口のメンテナンスや治療もおこなっています。「ファミーユ」とは、フランス語で「家族」という意味です。お子様を通じてご家族で頼れる「かかりつけ医」でありたいという思いから命名しました。一口に小児歯科と言ってもお子様の歯科治療だけでなく、乳幼児の離乳食や食生活など、お口の機能に関連することであれば何でもご相談頂きたいと思っています。クリニックは、虫歯になってから受診するところではなく、歯が生え始めたら早めに受診することが大切です。歯が生え始めると離乳食だけでなく、食べ方や歯ならびなど様々な問題が出てきます。経験上、育児は常に新しい心配事が出てくるものですので、その辺りも含めて親御さんのサポートをしていきたいと思います。「お子様が虫歯にならないように、頑張って歯磨きをしなければ」といった親御さんの声をよく聞きますが、お子様のお口の健康は食生活と密接な関係にあるため、食事の内容、食事のペースなどがきっかけとなって虫歯になるケースも。歯磨きや口腔内のお掃除だけでなく、普段の生活を見直すことで虫歯を防ぐことができます。子どもは成長期にお口の機能を獲得するので、お口の機能を育てることも大切なことです。子どもの時期にいかにお口の機能を高めるかが、その後の人生を大きく影響します。当然お口の健康は全身にも影響をするので、元気な子どもと元気な高齢者がいる社会になって欲しいと願っています。

簡単で分かりやすい検査で口腔内の状態をチェック

[剛吉先生]私たちは、医療機器にもこだわり、 唾液から虫歯や歯周病のなり易さなどお口の環境状態を検査するためのSMT(多項目・短時間唾液検査システム)を導入しました「歯の健康」「歯茎の健康」「お口の清潔さ」に含まれる6項目を客観的に評価する検査で、私たち医師にも患者さんにも結果が分かりやすいのが特徴です。その場で検査結果が分かるので、すぐにそれぞれのお口に合ったアプローチをおこなうことができます。一般的には、成長の過程で生活環境が変わるとお口の状態も変化するので、定期的に検査をおこない口内環境を把握しておくと安心です。このような検査機器だけでなく、院内のデジタル化を進めており、まだ小児歯科で取り扱いの少ない口腔内3Dスキャナーを導入する予定です。お口の中がどんな状況なのか、お子様自身だけでなく親御さんにも立体的に状況を見て頂くことで、より分かりやすくお伝えできます。皆様に安心して受診して頂けるよう心がけています。

お子様、親御さん、それぞれに寄り添う診療を

[麻美院長]子どもたちは一人ひとり個性があって、ペースが異なるので、それぞれのお子様に合った診療を大切にしています。また、それぞれの親御さんが心配するポイントも異なるので、お子様にも親御さんにも寄り添える存在として、お子様の成長を見守っていきたいと思います。お子様の治療に付き添って来られる親御さんは大変だと思いますが、治療が終わって時間が経ってみれば、お子様のお口の変化だけでなく、成長を実感することができますし、私たちにとっても、長くご利用頂くお子様が成長していく過程を共有できることはやりがいであり、楽しみでもあります。

[剛吉先生]
子どもの「小児歯科は怖い」というイメージを変えたいと思っています。「正しい処置をするところ」「歯が綺麗になってさっぱりするところ」「美味しく食事を食べることができるようになるところ」といったイメージに変えていきたいですね。歯科に行きたがらないお子様へは、無理に治療を進めることはしませんので、まずはお越し頂き、クリニックの雰囲気に慣れることから始めていきましょう。受付で遊ぶだけでも構いませんので、少しでも今の状況を改善できるよう全力でサポートさせて頂きます。

これから受診される患者さんへ

[麻美院長]これまで長く小児歯科を専門に診療をおこなってきましたので、お子様に関するお口の悩みに対してお役に立てることがたくさんあると思います。「歯医者=虫歯」ではないので、お口に関する心配事があれば何でもお気軽にご相談下さい。

[剛吉先生]
お子様に限らず親御さんご自身に気になる症状があれば是非ご相談下さい。専門医を紹介致しますので、親子共に良い口腔内を維持して頂ければ幸いです。

※上記記事は2019年11月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

ファミーユこども歯科 浅川 麻美 院長&剛吉 先生

ファミーユこども歯科浅川 麻美 院長&剛吉 先生 ASAMI ASAKAWA & TAKEYOSHI

ファミーユこども歯科 浅川 麻美 院長&剛吉 先生 ASAMI ASAKAWA & TAKEYOSHI

  • 好きな言葉・座右の銘: [麻美院長]『感謝』 [剛吉先生]『万事塞翁が馬』
  • 好きな音楽・アーティスト: [麻美院長][剛吉先生]オールジャンル
  • 好きな場所・観光地: [麻美院長]岩手のな夏油温泉、日光 [剛吉先生]秋田の夏瀬温泉 都わすれ、沖縄
  • 出身地: [麻美院長]福島県 [剛吉先生]東京都
  • 趣味・特技: [麻美院長]映画鑑賞、旅行 [剛吉先生]アイスホッケー観戦、ゴルフ
  • 好きな本: [麻美院長]ミステリー小説 [剛吉先生]自己啓発系の本
  • 好きな映画: [麻美院長]サスペンス系 [剛吉先生]『ルディ/涙のウイニング・ラン』

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