後藤 秀隆 院長(センター南GOTOクリニック)のインタビュー

センター南GOTOクリニック 後藤 秀隆 院長

センター南GOTOクリニック 後藤 秀隆 院長 HIDETAKA GOTO

スポーツドクターとしての経験を地域医療として貢献したい

スポーツ選手の支えになる医師を目指し、産業医科大学に入学し、卒業後は同大学病院整形外科に入局。様々な症例と向き合い経験を重ね、2年間務めた関東労災病院のスポーツ整形外科では、スポーツにまつわる研修を経て、手術経験も積みました。その後、川崎フロンターレトップチームの専属ドクター、アメフト富士通フロンティアズのチーフドクター、横浜Fマリノス育成ドクターを務めました。スポーツドクターとして、トレーニングによる怪我だけでなく、風邪や発熱など一般的な症状から予防注射まで選手の体調管理全般をおこなってきました。産業医科大学では、企業などお仕事に従事している方を中心に診療をする産業医としての教育を受けてきたので、スポーツのチームドクターに活かせることがたくさんありました。
2017年に川崎フロンターレが初優勝したことでチームと自分の目標が達成でき、何か新しいことにチャレンジしようという思いから、2019年10月、センター南駅直結の光ビル4Fクリニックステーションフロアに「センター南GOTOクリニック」を開院。
センター南は長く住んでいる地域で馴染みがあり、リハビリスペースを広く確保できる場所を探していたところご縁あってこちらでの開院に至りました。クリニックの診療以外に、現在でも川崎フロンターレチームのサポートドクターとして選手のフォローを続けています。

日常生活やスポーツにおける怪我予防と初期の治療に注力

これまで、約20年間大きな病院で手術を必要とする患者さんへの診療をしてきましたが、手術に至る前段階でできる初期の治療や予防に力を入れてサポートをしたいと思い、地域密着型のクリニックを開院しました。当院では、整形外科、スポーツ整形外科、リハビリテーション科の様々な症状に対応しており、近隣にお住まいのお子様からご年配の方まで幅広くご利用頂いています。実は、スポーツ選手をサポートする整形外科医を目指すきっかけになったのは、自分自身の経験からでした。小学校からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人になって今に至るまで続けています。中学三年生の時に腰椎分離症になり、大事な試合に出れず、全国大会の出場を逃し歯がゆい思いをしたこともありました。その当時は、予防に対する考えがコーチやスポーツ関係者に浸透しておらず、痛みを我慢して続けてしまい症状を悪化させてしまいました。基本的なことですが、運動前には丁寧なウォーミングアップを、運動後は使った筋肉を休めるためにもクールダウンをおこなうなど、患者さんご自身が普段からできるストレッチや怪我の予防について分かりやすくお伝えする事を心がけています。

スポーツをしている方からご年配の方まで、全身を調整するリハビリ室

幅広い年齢層の方にご利用頂けるよう、リハビリ室はかなりこだわりを持って作りました。安全面を十分に考慮し、窓には金網を張り、壁にはクッションを敷き詰めた広々としたスペースでは、通常のリハビリだけでなく、サッカーや野球のようにボールを思いっきり蹴ったり投げたりすることのできる広さがあります。サッカー用のキックターゲットや野球のピッチング練習に用いるターゲットナイン、各種ボールなどスポーツ用具を取り揃えていますので、実際の動きやフォームをチェックした上で適切なアドバイスができます。ちょっとした試合にも対応できますので、将来的には診療時間外にお子様のスポーツ教室などを開くことも考えています。
運動後に汗を流せるようにシャワー室、更衣室、パウダールームも完備しています。また、ご年配の方は腰と膝など複数個所の痛みを訴える方が多く、お薬の服用や電気によるリハビリだけでなく、筋力をつける運動やアライメントを調整する指導など、運動機能を向上させるためのリハビリをおこなっています。

ホスピタリティ精神で、十分な身体と心のケアを

当院ではホスピタリティを医療理念に掲げています。「心からのおもてなし」を大切に、患者さんに寄り添う診療を心がけています。例えば、怪我からの復帰に向けてリハビリで筋力アップを目指す場合、握力計など数字やデータでリハビリの成果を患者さんにお伝えすることで、患者さんの頑張りを評価し、高いモチベーションでリハビリを続けられるようにサポートすることも大事な役割の1つです。特にスポーツをしている方は、真面目に頑張ってきた方が怪我や障害を抱えてしまうことも多く、怪我をしてしまったことを頭ごなしに責めるようなことはせず、これまでの努力を認めた上で、メンタルサポート・心のケアもおこなっています。ご年配の患者さんへは、人生の先輩として敬意を払い、運動と健康や長生きの秘訣について、お話をさせて頂くこともあります。心のおもてなしだけでなく、クリニックでより有意義な時間を過ごして頂くためにも、なるべくお待たせしないように努めていますが、少しでもリラックスして時間の有効活用ができるように、待合室に学習スペースを設けました。待ち時間に勉強やお仕事ができるよう、プライベートが守れる空間になっていますので、是非ご利用頂きたいです。

これから受診される患者さんへ

保存治療では限界があり、手術を受けたくない方、早期復帰を目指すスポーツ選手のためにも、当院では再生医療にも対応しています。年齢問わず、運動は健康維持のために必要不可欠です。今できる範囲の身体の機能を評価し、不足しているところは補充をしていけるように全身をサポートしますので、是非気軽にお越し頂ければと思います。
※上記記事は2019年10月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

センター南GOTOクリニック 後藤 秀隆 院長

センター南GOTOクリニック後藤 秀隆 院長 HIDETAKA GOTO

センター南GOTOクリニック 後藤 秀隆 院長 HIDETAKA GOTO

  • 好きな言葉: ホスピタリティ、おもてなし
  • 好きな音楽: ヒーリングミュージック
  • 好きな場所・観光地: ケニア
  • 出身地: 熊本県
  • 趣味・特技: サッカー、スポーツ全般
  • 好きな本: 旅行関係の本
  • 好きな映画: 『タイタニック』

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