インタビュー/都筑キッズデンタルランド

都筑キッズデンタルランド 久保倉 弘孝 理事長

都筑キッズデンタルランド久保倉 弘孝 理事長

CAREER

大学卒業後、横浜市立大学の口腔外科で研鑽を積む。港北区内の歯科医院勤務を経て、1985年に開業。2014年、新たに「中川駅」そばに子供のための歯科クリニックを開業。

この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。

それはもう決まっていましてね、私の父が歯科医師だったから、ですよ(笑)。とはいえ、両親から直接、「歯科医師になりなさい」と言われたわけではありません。子供ながらに「跡継ぎにならなければ…」と思いながら育ったと言いましょうか。他の職業、例えば学校の先生に憧れたこともありました。母が小学校の先生をしていたものですから、「それもいい」と。でも、最終的には父の気持ちを汲んだということになります。抵抗も何も、なにしろ私は素直な人間でしたから、素直に状況を受け入れたということです(笑)。
大学を卒業後、横浜市立大学の口腔外科に勤務しました。そちらで研鑽を積んだのち、港北区の小机にある歯科医院に派遣されました。するとそちらの先生から、「忙しくてしょうがないから、ここで開業してみない?」と思わぬ声を掛けていただいたのです。それが転機となりました。1985年に『小机歯科医院』を開院し、この度2014年に「子供のための、子供だけの歯科クリニック」を立ち上げるに到ったのです。

「子供のための歯科クリニック」をまずはご紹介ください。また、この形のクリニックを開こうと思われた理由を教えてください。

こちらに一歩足を運んでいただければ、これまでの歯科医院とまったく違うビジュアルに驚かれることでしょう。南国をイメージした色鮮やかで楽しげな空気感。子ども達が自由に走り回ることの出来るスペース。奥には、5m四方のボールプールも用意してあり、私を含めスタッフはアロハを着用して子ども達を迎えます。 一見して、テーマパークのような……そうそう、なにしろ見た目がこうなものですから、「入場料があるんじゃないの?」と思われてしまう方もいらっしゃるようです(笑)。心配なさらないでください。当施設は、あくまでお子さんが楽しんで来ていただけることを目的として造った純然たる医療施設です。子ども達と一緒に、まずは気軽にのぞいていただければと思っています。

歯を失う理由の最も大きなものは何なのでしょうか?答えは2つ。1つは、痛くなってから歯医者さんに行き、神経をとられてしまうから。もう1つは、歯並びが悪いことにより、歯が壊れてしまうこと。私は小机でもう30年以上、そういう経過をたどってしまった人達をたくさん見てきたのです。「もっと小さいうちからしっかりケアすれば、こういうことにならなかったのに…」と思いを抱き続けたことが端緒となりました。
私は診療と並行し、『新横浜母と子の病院』の両親教室で歯科の講義をさせていただいています。数年前より月に2回、1時間ずつ。そこでお子さんを持つご両親に話をうかがいますと、歯のことについて基本的な知識を持たれてない方が意外なほど多くいらっしゃることに気づかされました。「歯のことなんて、小学校以来聞いたことない」という感想ですね。 「これではいけない。うんと小さい頃から予防の実践と、知識の蓄積をはかるべきだ」 私なりに考慮し、この度形になったのが『都筑デンタルキッズランド』なのです。

「子ども達の歯を守る」取り組みについて教えてください。

まずはお母さんとお父さんに向かい、プレゼンテーションをおこないます。どうすれば歯が守れるのか。年齢に応じた正しい食事とはどのようなものなのか。そうした知識を得ていただくのです。例えばフッ素。ある人は、「フッ素って毒なんじゃないの?」という誤解を持たれています。何事もそうですが、お酒も度を超せば身体に悪いものですし、塩を一杯食べてしまえば命もおぼつかなくなる。フッ素もそれと一緒で、ちゃんとした量を守れば身体に悪いことなどみじんもなく、子ども達の歯を守ってくれるのです。
歯を守る環境を整えるには、矯正治療も重要です。先程も申しましたように、歯を失う理由には歯並びの悪さがあります。歯並びが悪いと特定の歯に過度な力が長年加わることにより、歯が折れたり、動いたりといったことが起こってしまうのです。
小児矯正は子どもの成長発達と組み合せることにより、歯を抜く必要もなく、後戻りも少ないという利点があります。治療をするか、しないか。それはご両親のお考えによることであり、我々にはその前提となる材料をご提供する義務があると考えています。

小児治療の特徴をご説明ください。

大人と同じ治療をしているようではダメですね。例えば詰め物ですが、大人と同じように型をとろうとすれば、子どもはそれを飲み込んでしまいます。大人と同じやり方を子どもに適用してはならないのです。 当クリニックでは全ての治療にラバーダムを使用しています。子どもはお口が小さいものですから、どうしても湿気がたまりやすい。それに加えて唾液も多いものですから、必要な処置がなされないままですと詰め物等はすぐに外れてしまうことになります。ラバーダムにより患部以外を全て覆い尽くし、湿気や唾液が入り込まないように配慮することが必須なのです。
私どもはラバーダムの使用もしかり、精密な治療を可能にするマイクロスコープの習熟を含め、小児歯科に求められるトレーニングを全て積んだ歯科医師のみが治療にあたっています。子どもだからこそ、それに特化したスキルと設備が求められるのです。

最後に、地域の皆様にメッセージをお願いします。

虫歯を作る前の段階で是非入らしてください。虫歯が出来てしまえば、子どもも痛い思いをすることになりますし、我々としても嫌がる子を無理に治療するようで心苦しいものがあります。虫歯が出来る前の段階であれば、みんながハッピーになれるのです。 『都筑デンタルキッズランド』では、歯の大切さを子どもの頃から知ってもらい、全身の健康も考えられる大人になってもらえるよう全力でサポートをさせていただきます。どうぞお気軽に足をお運びください。


※上記記事は2014.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

都筑キッズデンタルランド 久保倉 弘孝 理事長

都筑キッズデンタルランド HIROTAKA KUBOKURA

都筑キッズデンタルランド 久保倉 弘孝 理事長 HIROTAKA KUBOKURA

  • 好きな作家: 吉村昭
  • 好きな言葉・座右の銘: 率先垂範
  • 好きな音楽: クラシック
  • 好きな場所・観光地: 京都
  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味・特技: ピアノ

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