吉村 舞美 院長(仲町台駅前どれみKidsDental(キッズデンタル))のインタビュー

仲町台駅前どれみKidsDental(キッズデンタル) 吉村 舞美 院長

仲町台駅前どれみKidsDental(キッズデンタル) 吉村 舞美 院長 MAMI YOSHIMURA

日本歯科大学歯学部卒業。東京女子医大八千代医療センター(口腔外科)で研修医を務める。東京医科歯科大学小児歯科に入局。クリニック勤務を経て、2021年10月5日に『仲町台駅前どれみKidsDental』を開院

大好きな子ども達のために

「進路を決めなければ」という段階で、たまたま小児歯科の先生のお話を聞く機会がありました。歯が痛くて泣いてる子を歯科医院に連れていっても暴れてしまって診てもらえない。そんなケースはは決して珍しいことではなく、困っているお母さんがたくさんいるというお話でした。私自身は振り返っても「大変」と思ったことはないのですが、そうしたこともあって小児歯科はなり手が少ないということも知りました。そこで、「誰かがやらなければいけない、だったら私が」と手を挙げたんですね(笑)。

大学卒業後は東京女子医大の口腔外科で研修医を務めたのち、東京医科歯科大学の小児歯科に入局しました。その後、クリニック勤務を経て当院を開設したのは202110月のことになります(横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台駅」より徒歩1分)。地元の横浜でお子さんが多い地域を探して仲町台にたどり着きました。こちらの場所を見学しにきたところ、子供たちはもちろんたくさん通っているし、それからワンちゃんも多い(笑)。大好きなお子さんとワンちゃんにいっぱい出会えるのは素敵だなと思ってこちらに決めたんですね。

楽しみに歯科医院に来れるように

キッズスペースでは保育士さんがピアノの音楽にのせて、虫歯や歯みがきの知識を身につけていくリトミックや、食育のお教室をおこなっています。そのキッズスペースや診療室の壁の動物達の絵は、実は私が描いたものです。受付のカウンターも私がデザインをし、それを大工さんが再現してくださいました。お家の形をしていて、正面には扉がついていて、その扉をあけて子ども達が診察券を入れられるようになっているんですね。

子供が泣きながら来るような歯医者さんにはしたくないんです。出来ることなら、やっぱり楽しみにしてもらいたい。キッズスペースにあるオモチャの機関車のレールは、診療室につながっています。乗ると音楽もかかるので、みんなノリノリで診療室に入って来てくれるんですよ。

虫歯ゼロの生涯を目指して

一生涯、虫歯に悩むことがないようにしてあげたいという想いがあります。そのためには、やはり歯医者さんに来ることを楽しみにしてもらうということが第一。定期的に来院してもらうことになりますが、その期間はリスクによって変えていきます。当院ではその指標の1つとして、唾液検査を推奨しています。虫歯の菌が多ければ歯みがきも見直す必要がありますし、食事の面やフッ素などのお薬も視野に入れる必要あるでしょう。検査はうがいが出来る子に限られますので、その場合は最も接触している時間が長い親御さんに検査をお願いしています。リスクは十人十色。その子に合ったプランを立て、一緒に頑張っていきたいですね。

月のうち、歯医者さんにいる時間は、数十分から1時間程度。ほとんどの時間はお家で過ごすわけですから、日々の歯みがきもやはり大切です。当院では7歳の子、5歳の子の座高に合わせてデザインした歯みがきコーナーを用意し、手鏡を持って歯ブラシを学べる環境を作っています。習慣になれば大きくなってからもそれは財産となりますから、小さなうちから正しい習慣を身につけてもらえれば嬉しいですね。

成功体験を子ども達に

当院では担当歯科衛生士制を採用しています。同じ衛生士がずっと診るほうがお口の変化にも気づきやすいですし、信頼関係を構築するための一助にもなっていくでしょう。小児歯科は、お子さんの成長を見守っていく役割もあります。時には家庭環境の変化なども知る必要が出てきますし、毎回同じ人が携わることで、お母さん達も話しやすいと思うんですね。

私個人としては、出来る限りポジティブな言葉を投げかけるようにしています。小児歯科では一般的なことですけども、「涙が出ちゃう」といった表現は避け、例えば「頑張った汗だね」ですとか、その子が前向きになれるような気遣いが大切です。そして、終わった後は必ず褒めてあげること。どんなに暴れてしまっても、どんなに泣いてしまっても、頑張ったことに変わりはありません。よく嫌がってしまい、何もせずに帰す、といったことがあると聞きますけども、それでは何も残らないと思うんですね。親御さんの了承が得られれば、何か1つでも治療を終え、成功体験を持って帰ってもらうことを大事にしています。

これから受診される患者さんへ

治療中、暴れてしまっても、お家に帰ったらいっぱい褒めてあげてください。子供にとっては親御さんに褒めてもらうのが1番の自信になりますから。みんなで一緒に、子ども達が良い方向へ向かうよう頑張っていきましょう。

小児矯正を含め、大学病院レベルの小児歯科治療はすべておこなえる体制を整えています。障害のあるお子さんや、歯科医院が苦手なお子さんにも柔軟に診療出来ますので、お口の健康について気になることがあれば、いつでもご相談にいらしてください。

 

※上記記事は2021年10月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

仲町台駅前どれみKidsDental(キッズデンタル) 吉村 舞美 院長

仲町台駅前どれみKidsDental(キッズデンタル)吉村 舞美 院長 MAMI YOSHIMURA

仲町台駅前どれみKidsDental(キッズデンタル) 吉村 舞美 院長 MAMI YOSHIMURA

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味・特技: ピアノ
  • よく手にとる本: 子供の発育に関する書籍
  • 好きな映画: ディズニー映画
  • 座右の銘: 「一期一会」
  • 好きな音楽: クラシック
  • 好きな観光地: 江ノ島

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