井上歯科クリニック(北山田駅,歯科)の特集記事

  • 予防歯科の第一歩。唾液検査を体験してみた!
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予防歯科の第一歩。唾液検査を体験してみた!

池田あゆ里
池田あゆ里

こんにちは!ネットラボ編集部、ライターの池田あゆ里です。

このたび、予防歯科のための唾液検査を体験してきました。「いったいどんなことをするの?」と思う方も多いと思うので、院長のお話や実際に受けてみた感想をお伝えしていきます!

唾液検査って?

今回体験させていただく、横浜市都筑区の「井上歯科クリニック」、井上俊弘院長にお話を伺いました。

──唾液検査でどんなことがわかるのですか。

「唾液検査では、むし歯菌や歯周病、そして口臭の度合いを調べることができます。 この検査を行うことで、一人ひとりに合った効果的な口内ケアのアドバイスすることが可能です

──今回使用する検査機器について教えてください。

「当院では、唾液検査用装置「シルハ」を使っています。この検査はお水で口をすすぐだけで、口内環境の状態がわかるんです。短時間でできる手軽な検査といえますね」

水を10秒、口に含むだけ

さっそく井上先生の指示のもと、唾液検査を体験します。

まず、3mlの洗口用水を10秒ほど口の中に含んだあと、含んだものをコップに出します。「試験管に唾液を入れるのかな?」と想像していたのですが、水に唾液を含ませるだけでいいのですね

つづいて、井上先生が細長い形をした「試験紙」を取り出しました。コップの中の液をスポイトにとり、試験紙へ垂らします。

「この試験紙を専用の装置に挟み、自動で測定します。5分ほどで結果が出ますよ」

検査結果を待つ間、井上先生からクイズ問題が出されました。

「さて、質問です。レモンとチョコレートだったら、どちらが歯に悪いと思いますか?」

──ええと、甘いものを食べると虫歯になるから、チョコレートでしょうか?

「ブー!不正解。実は、酸性度が高いレモンの方です。人間の身体の中で最も硬いといわれいる歯ですが、唯一の弱点は“酸”なんです。歯はエナメル質という鎧で覆われており、口内の酸性度が高くなると、そのエナメル質が溶けてしまうのです」

──そうなんですか!……酸性度が高いというのは、どんな状態なのでしょう。

「イメージとして、ひとつ例を出しましょう。高級車のベンツがあるとします。そのベンツを海岸沿いに放置したら、どうなるでしょう? 錆びてしまいますよね。そのベンツが、“歯”なのです。酸性度の高い飲食物を口の中に含んだ状態は、まさに潮風にベンツをさらしているのと似ています」

──酸性度の高い飲食物って、どんなものがあるのですか。

「かんきつ類や酢、炭酸飲料などの飲食物ですね。飲み物ですとオレンジジュースや黒酢、コーラなどが該当します」

──市販で売られているものばかりですね。知らない人も多そうです。

多くの方に知っていただきたいことですが、世の中には酸を含む飲み物が多く販売されており、皆さんも好んで飲まれているのが現状です。もしそういった飲み物を摂取したときは、水でうがいをしましょう」

虫歯菌のレベルが100!?

お話を伺っている間に、パソコンの画面に検査結果が出ていました。はたして、わたしの検査結果は……?

「え! 虫歯菌のレベルが100!?……これは大変ですよ」と井上先生が驚きます。

この結果に、私もショックを受けました……。

「このグラフは、口内についての6つの項目を表しています。水色の部分は、歯に関する項目で、『むし歯菌』『酸性度』『緩衝能』です。池田さんの場合、『酸性度』は平均値です。しかし、酸に対する抵抗力である『緩衝能』が弱く、『むし歯菌』の数値が100なので、かなりむし歯ができやすい口内といえます。

また、歯ぐきに関する項目では、唾液中の『白血球』と『タンパク質』の量がわかります。両者が多いと歯肉炎になりやすいといわれていますが、こちらは問題ないですね。

口腔清潔度の項目を見てみましょう。唾液中の『アンモニア』が多いと口臭の原因になるといわれますが、こちらも平均値を下回っていました。歯肉炎や口臭は問題ありませんが、今後はむし歯菌をコントロールしなければいけませんね」

むし歯菌の対策を考える

結果を聞いて落ち込んでいると、井上先生が『歯の健康の数値が高い方へ』と書かれた用紙をもとに、今後の対策を立ててくださいました。

「むし歯菌を減らす方法は、まずは正しい歯磨き習慣を身につけることです。歯科クリニックで、磨き残し部位やリスク部位をチェックしてもらいましょう。普段行っていただきたいのは、フッ化物配合の歯磨き粉やジェルを使うこと。そして、歯と歯の間の汚れを取るためにフロスも使ってくださいね。

また、キシリトールガムも積極的に活用しましょう。市販のものはキシリトール率が低いので、当院でも販売している歯科専用のキシリトール100%ガムを選んでください。

その他にも、口腔内の細菌をコントロールする『ロイテリ菌』を摂取する方法があります。ロイテリ菌とは、口内での悪玉菌の働きを抑える乳酸菌です。おすすめは、スウェーデンの「BioGaia」が発売しているタブレットです。一日一粒なめることで、口腔内から体内の悪玉菌を抑え、善玉菌を活性化させます」

朝起きたらすぐに歯ブラシを

唾液検査を体験したあと、再度井上先生にお話を伺いました。

──唾液は、歯に大きな影響があるのですね。

「唾液は歯を守るだけでなく、がんや病気の原因を防ぐともいわれています。唾液の“質と量”にも目を向けていただきたいですね。例えば、朝起きたら一番に歯磨きをすると、唾液の質の低下を防げます。また、口内で舌をぐるっと回す『べろ回し運動』を行うと、唾液の量も増えますよ」

──井上先生は、歯科予防のためにYouTube動画を配信されているそうですね。

「はい。朝起きてすぐに歯ブラシをすることを広めるため、YouTube動画を作っています。”Brush Before Breakfast”と”Brush Before Bed”の頭文字をとった『#BBB』というハッシュタグをつけて配信しています。3匹のビーバーが、音楽に合わせて歯を磨く動画です」

「夜寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、悪い細菌が増殖しやすいです。朝一番にお茶を飲んだり、朝食を食べたりすると、大量の細菌も一緒に胃の中に入っていくことになります。

朝食を食べた後に歯ブラシをするのが良いと思っている方がまだまだ多いので、朝起きてすぐに歯ブラシをすることを、多くの方々に知っていただきたいですね」

──今回、自分はむし歯菌が多いのだと理解できて良かったです。

「そうですね。自分の口内環境を知ることが、歯を長持ちさせる第一歩です。むし歯の治療は修繕工事のようなもので、けして完治しているわけではありません。そこからまた悪くなる可能性もあります。むし歯の治療に意識を向けるだけではなく、むし歯にならないための予防が大切です」

井上先生、ありがとうございました!

INFORMATION

井上歯科クリニック
電話 045-911-8639 井上歯科クリニック
所在地 横浜市都筑区牛久保1-2-9-201
最寄駅 北山田駅 徒歩12分
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[土曜]9:00~13:00 14:00~17:00
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