平野 裕介 院長（仲町台整体院Seed)のインタビュー

この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。

私の実家は長野でペンションをずっと営んでるんですが、そこに毎年同じ学生のアルバイトの方が来られていました。その学生アルバイトの中にかなり親しくさせていただいていた兄のような存在の方がいるんですが、その方がカイロプラクティックの道に入ったということを聞き、以来、それとなく興味を持っていました。ちょうど30歳を目前にした頃、それまで私は大学を出てサラリーマンをしていたのですが、「これを一生の仕事として良いものか？」と考えるようになり、浮かんだのが、カイロプラクティックへと進んだその人の存在でした。その人と再び会うこととなり、身の振り方を決断したというところですね。その後、接骨院さんを始めとした治療院を手伝いながら専門学校へと通い、カイロプラクティックの資格を取得したあとは他院様で経験を積まさせていただき、2013年に『仲町台整体院 Seed』を開院しました。この街に決めたのは、実際に街を歩いた時の雰囲気でした。センター南や北とは少し違う、整然としていながら、なおかつ人の温かさが伝わってくる雰囲気を気に入ったんです。

『仲町台整体院 Seed』の概要と施術方針を教えてください。

症状として多いのは、肩こりや腰痛としての不定愁訴。それから、五十肩やぎっくり腰といった急性症状。あるいは、ヘルニアや座骨神経痛といったものもあります。それらの症状に対し、当院ではカイロプラクティックやリラクゼーション（全身もみほぐし）、リフレクソロジーといった施術を用いることで対処していきます。どの施術をおこなうかについては、メディカル的な見地をまずは重視していますが、それだけにかたより過ぎてもいけないと考えています。その方の訴えられる症状の中身や生活習慣を考慮し、複数の施術を組み合せるなどして対処しています。
私たちの仕事は、あくまで"スイッチを入れる"ことだと考えています。そこに、「自らの施術によって健康に持っていく」というような傲慢な考え方はありません。カイロプラクティック自体、本来、人が持っている自己治癒力を高め、戻してあげることを旨としています。私たちが種（Seed）を蒔くことで、その人が健康に過ごしていけるきっかけを作ることが出来たらと考えています。

様々な方法を用いたカイロプラクティックを実践されていると伺っていますが？

カイロとなるとやはり、「ボキボキッ」と音が鳴って怖いもの、というイメージがありますよね。そうした施術を敬遠される方があるのは当然のことで、当院ではあらかじめ最初の問診において、それらの点を確認して施術をおこなっています。加えて申し上げますと、カイロプラクティックは「ボキボキッ」が全てではありません。瞬間的な圧を掛けて矯正する方法もありますが、ゆっくりと持続的に圧を掛けることでも矯正をおこなうことは可能です。また、ドロップベッドやアクチベーターといった器具を用いる方法もあります。当院では症状やその方の求めることをお聞きし、適切な手技をおこなうようにしています。

女性の来院者が多いようですが、訴える症状で多いものは？

産後の骨盤矯正をご希望の方が最も多く、抱っこを要因とする腰痛や肩こり、O脚やX脚のお悩みも多いですね。こちらでは例えば骨盤周りの矯正を30分、むくみをとり脚のラインを整えるリフレクソロジーを30分といったように、施術を組み合せておこなうメニューが好評をいただいています。小さな子どもをお連れのお母さんは、どうしても周囲に遠慮されて治療院から足が遠のくことが多いように思います。当院はプライベートサロン形式となっていますので、心配することなく、ベビーカーごと遠慮なくいらしてみてください。

最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。

鍼灸師の方をお招きし、そのご指導のもと、ママさん同士でおこなうお灸教室を開催しています。私自身がここで施術をおこなうことはもちろんですが、この場所を通じ、皆様の健康のお役に立てることがあれば何でもおこなっていきたいと考えています。木の温もりを意識した内装は、「治療院っぽくない」雰囲気をイメージしたものです。「病は気から」という言葉があります。そこに頼るわけでも、そこに逃げるわけでもありませんが、身体の不調は心の不調から生ずることもまた事実です。治療院の技術に加え、リラクゼーションの癒しをプラスした相乗効果を皆様に提供していきたいと考えています。 『仲町台整体院 Seed』は、土日祝を除いて10時より22時まで（土日祝10時から18時まで）受け付けております。身体に何かしらご不安をお感じになったら、どうぞ遠慮なくご相談ください。

※上記記事は2014.5に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。