朝長 綾子 施設長（エンジェルプラネット仲町台園)のインタビュー

憧れを現実の仕事として

子供が出てくる映画が好きだったり、子供が出てくる小説が好きだったり。子供に関わる仕事に就く素養はあったと思うんです。でも、実際に子ども達に接するようになると、小説に描かれていた子供は現実とは違うんだなって（笑）。でも、だからこそ面白かったのかもしれないですね。例えば、普段おとなしい子が、誰も知らないところで良いことをしていたりとか。そういうところを目にすると、子供って面白いなって改めて思います。もちろん楽しいことばかりではないですけども、想像もしてないことが起きるからこそ、これまで続けてこられたのかもしれませんね。

『エンジェルプラネット仲町台園』は2018年にオープンしました。特徴的なのは、ワンフロアの中に各お部屋がおさまっていること。“上”が開いていますから、先生達の目は行き届くし、かつ閉塞感がないのが良いですね。レッスンをしている時に隣の部屋で大騒ぎになってしまうと、「ごめんなさい」ってなることはありますけども（笑）。

「英語と日本語の保育園」として

「英語と日本語の保育園」をコンセプトに、世界に羽ばたける子ども達を育てていきたいと思っています。英語が話せる外国人のスタッフがいて、常に英語に触れられる環境であることが大きな特徴になります。私事ですけども、小学生になる自分の子を英会話教室に入れてみたんですね。すると、当然なんですけども、ここの子達ができることがうちの子にできないんです。やっぱり毎日英語と触れ合ってると違うんだなと思いました。
当園では、英語があるからといって特別に料金をいただくことはありません。通常の保育の中で、プラスアルファで英語が身に付くというところが、多くの皆さんに支持をいただけている1つの理由ではないでしょうか。

小さい子であっても、物事には理由があることをしっかり伝える

時間に追われて、ついつい頭ごなしに「はい、あれをやって」となりがちなんですけども、できる限り子ども達1人ひとりに「何をしたいか」と聞くようにしています。仮に状況からそれが難しいのであれば、なぜできないか、ということをちゃんと伝えるようにもしています。子供ってちゃんとわかってくれるものだと思うんですね。ただダメではなく、ちゃんと伝えれば、物事には理由があり、相手には相手の都合があるということをだんだんと理解していってくれるように感じます。自分でちゃんと考える人に育っていってくれれば嬉しいですね。

日本の文化、食事の習慣なども尊重

『エンジェルプラネット仲町台園』では、日本の文化、食事の習慣なども尊重し、行事やクッキングもレッスンに取り入れています。手前味噌ですけども、行事食は可愛いと評判です（笑）。
ここでは英語保育に力を入れていますけども、それ一辺倒ではいけないと思うんですね。例えば、日本語のお歌です。今はインターネットがありますから、お家でも学ぶことはできるのでしょうけども、映像がついてると、そっちばかりに目がいってしまいますよね。誰もが知ってる歌を知らないのはかわいそうですし、伴奏に合わせて歌うことで正しい音感を身につけることもできます。英語だけではなく、日本のこともしっかり学べる保育園を目指してまいります。

地域の皆さんへメッセージ

現在はコロナで難しい状況にありますが、例年は近隣の小学校の生徒が主導する形で、うちの子や幼稚園の子が一緒に花壇にお花を植えるといったイベントに参加してきました。また近くの公立園に遊びにいったり、太鼓などの催し物に参加させてもらうこともあります。私たちは、地域があってこそ成り立つ存在だと思うんですね。ですから、地域と一緒になってできることは可能な限り参加させていただければと思っています。お散歩や公園で私たちを見かけられたら、気軽に声をお掛けください。一緒に楽しく遊びましょう！

※上記記事は2021年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。