エンジェルプラネット 山野 陽子 施設長 YOKO YAMANO
2018年に開園した英語と日本語の保育園(横浜市営地下鉄「中川駅」よりすぐ)。
2018年に開園した英語と日本語の保育園(横浜市営地下鉄「中川駅」よりすぐ)。
幼い頃より、周囲から「子供が好きなんだね」と声を掛けられていた記憶があるんですね。だからなんでしょうか、「出来るんだ」となんとなくの自信を持っていて(笑)、この仕事を選んだように思います。気がつけばずいぶんと長く、この仕事に従事してまいりました。
『エンジェルプラネット』は2018年に開園いたしました。ご家族や地域の方々と連携し、遊びを通して子ども達の想像力、自主性を育み、思いやりの心を持った子ども達の健全な心身の発達に寄与していきたいと考えています。
『エンジェルプラネット』は、毎日外国人の先生たちと触れ合い、生活の中で自然に英語を身につけていける「英語と日本語の保育園」です。そもそも当園は、別々にあった英語のお教室と保育園が一緒になって出来たという経緯があり、国際性を育てるということを開園当初から志向してきました。そのため、以前は英検など、英語が出来る子ども達を育てることに重きが置かれていたのですけども、最近は英語の習得にポイントを置くのではなく、英語に触れられる環境であることを生かし、子ども達に少しでも関心を持ってもらうことにウェートが変化してきています。去年卒園したお子さんで、英語があまり好きではなさそうに見えた子がいたんですね。でも、小学校に上がってしばらくすると、その子が「英会話教室に通っている」という便りが届きました。この環境に暮らすことが英語への興味を持つきっかけになったと思いますと、私としてもうれしく思っています。
1人ひとりの個性を大切にすることが大切です。同じ子であっても、コンディションなどによってその日のリズムや機嫌が違ってきたりするんですね。なぜこういう状況なんだろう、ということに思いを馳せていくことが大切で、わかったことを職員同士で共有していくことが大切になってきます。お子さんの中には、どうしても集団行動が苦手な子もいます。このケースでは職員が1人ついてお手伝いをするよう配慮しています。なんとなく子ども達同士も、そこのところをわかってくれているように思いますね。またそれが、互いを思いやる心を育むことにつながっているのではないでしょうか。
曜日ごとにアクティビティが分かれていて、月曜日のプールとひらがなの練習に始まり、サッカー、フラダンス、イングリッシュ・アートと様々な活動をおこなっています。ヨガは比較的最近になって始まったものですけども、風船を膨らまして息の使い方を自然に練習したりするのが、子ども達の体づくりにも役立っているように思います。
英語もそうですけども、何か1つでも得意なものが見つかったら嬉しいですね。もちろん、頑張らなくちゃいけないこともあります。それも帽子の色が変わったり、周りの子がやっているのを見ると、苦手だった子にも「やってみよう」という気が芽生えてくるようです。無理なく、少しずつ、まずは「チャレンジしたい」と思える子に育ってくれればと思っています。
先日、公園にお散歩に出かけた際、竹とんぼを作ってらした方に出会いました。非常によくできていて、驚くくらい飛ぶんです。子ども達も大喜びだったのですが、その場を離れる際、その方が「どうぞ」と竹とんぼをくださったんですね。園ができてまだ3年というところで、地域との交流はまだまだ道半ばというところです。でも、こうした出会いをきっかけに、さらに地域に溶け込んでいけるよう活動を進めていきたいと考えています。地域の皆様からのご意見を伺いながら、私たちも成長し、子ども達と地域のための園になっていきたいですね。
※上記記事は2021年1月に取材したものです。
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